灼眼のシャナIII(Final) 第24話(最終回) 「涯てより開く」 を観て
長い長い物語もついに完結。観終わった余韻はその感慨のあるとてもよいものでした。
シャナと悠二のラスト対決は熱かった。最高でした。
この作品を完結させてくれた皆さんに本当にありがとうと言いたい気持ちです。
この作品を1期からずっと観てこられたことを幸せに思っています。
フィレスとヨーハンの子が誕生。
吉田さんの腕の中で生まれるのがフィレスと彼女との関係を考えると感慨深いですね。吉田さんの赤ちゃんを抱く姿は本当に優しげでいい。いつかきっと本当のいいお母さんになる姿が想像されます。
子供の名はユストゥス。育てるのをヨーハンに頼まれたヴィルヘルミナは赤ちゃんを抱いて幸せそうですね。厳しくも親馬鹿に育てそうだけど、今の彼女ならシャナの時よりも心広く接するかもしれませんね。
ラミーは成し遂げた。
これは物語の序盤の頃からずっと謎だったことですが、ついに判明。それは「この世から失われたものの復元」。板の様なのを復元して、それが何か気になるけど原作には書いてあるのかな。
その復元の自在式は悠二に渡され。さらに餞別の謎の指輪も。さらに餞別で悠二の自在法に「グランマティカ」と命名。この気前の良さはそれだけ悠二に感謝してるということですよね。
ラミー変身。その正体は少女のリャナンシーとどこかで読んだことがあります。「下手な宝」と嬉しそうに、やっぱりこれは原作で読みたくなりますね。
ヴィルヘルミナの旅立ち。
いつ入口が消えるか知れない新世界にすぐ旅立つべきだけど、ヴィルヘルミナは戦いを残すシャナを置いていくことができない。新世界でユストゥスが必要となる時の為に見定めなければならないと説得するも、なかなか踏ん切りがつきません。
と、天道宮が到着。レベッカの仕事は何なんだろうとずっと気になってたんだけど、ザナドゥへ行くフレイムヘイズ集めだったんですね。ザナドゥにもフレイムヘイズがいることを示す、予防線みたいなもの。
大地の四神が先頭に立ち、これには徒は委縮しまくりでしょうね。向こうでは人食いが無いはずだからもうあんな殺戮はないでしょうが。
マージョリーが佐藤の為に残るのはアラストールにも見え見えでしたね。
四神、それにサーレとキアラも旅立って。
ヴィルヘルミナは彼等に感じるところがあったみたい。そして吉田さんはこれまでの感謝を述べて、
「お言葉、ありがたく頂戴するのであります」。ついに決心がつきました。
生甲斐が重荷になるのではとの指摘にも、応えねばでなく応えよう、と先に辿り着いたことを述べ。「依然不安定」のティアマトーの突っ込みがいいですね。
「天下無敵の幸運を。炎髪灼眼の討ち手、シャナ」
天道宮と共に旅立つヴィルヘルミナ。最後の最後で「シャナ」と呼んだ彼女にはこれまでにない温かみを感じました。
そして、「最後のお仕事ね」。
残ったシャナと吉田さんとマージョリー、修復された御崎大橋の上で悠二と対峙です。
坂井悠二の計画は。
生まれ育った、欠落だらけのこの御崎市を復元することでした。もっと個人的なことだと思っていたのですが、これにはなるほどと思いました。悠二の望みとしてとても納得がいく。
沢山ある存在の力、それにラミーの自在式もここで必須ですね。それから吉田さんにもここでまた重要な役が回って来ましたね。吉田さんの持つこの町のイメージも必須。
素早い動きで吉田さんは悠二の手中に。悠二が自在法を万能に使えるのはラミーの命名のイメージによるものですよね。
そして出る「平井ゆかり」の名前。
ここに来てこの名前が出てくるとは。一気に気持ちが巻戻る懐かしい名前。悠二はずっと、彼女のことを気にかけてたんですね。悠二に感動しました。それから、シャナはずっと彼女のトーチを持ってたわけですね。
平井さんを再生するにはシャナの割り込みを解く必要があり、千草達に忘れられることになるけど、悠二は「けど、それでもだ」とその想いの深さが。
悠二はザナドゥに行くつもり。
ザナドゥには御崎市がコピーされてないという意外な事実。創造に際して大きな力を通すために御崎市の存在をないも同然にしたから、存在しないものがコピーされないという理屈はなるほどです。
それなら「何の為に」悠二はザナドゥへ行くのか、で、攻撃開始。悠二はそれを話せばシャナが反対することをわかっていて。
シュドナイの最終変身に対しマージョリーも頭六つで全力全開。
吉田さんは宙に。「復元を。お願いだ、ただこれだけを」。悠二の必死の叫び。復元の為に封絶が解かれ。
戦いは真南川で。封絶の解かれた今、町に被害が出ないよう、ここでタルタロスが大活躍。御崎市民はこのとんでもない戦いを目の当たりにすることになりますね。
徒と人間の共存。
悠二の目指すのはシャナ達の一歩先。
徒が人間と暮らすうちに人間を認め素晴らしいと思うようになっていたから人間のいる同じ形の世界を欲っしたこと。だから人食いがなくてもいいと思ってくれたこと。
「それこそ、希望の欠片」。
悠二、すごい。彼の希望はきっと叶うと信じてます。
しかしそれは、
何千年かかろうと、御崎市が無くても、一人で。
坂井悠二は選ぶその孤独な道に、町の皆に、この光景を覚えておいてほしい、とその思いを響かす程に。
「その全てが果たせた時、僕はシャナと歩いて行ける。
初めて一緒に歩ける資格を得られる」。
坂井悠二の考えの全貌。このすこぶる真面目さが悠二らしいですが、
「言ってくれればいいのにー!」。シャナの気持ちがよくわかる。ボディブロー炸裂でトーチを悠二に渡し、そのやろうとしてること自体は賛成。喜ぶ悠二。が、
「うるさい! うるさい! うるさーい!」
シャナの感情爆発でついに出た。1期OPが流れ、もう、ここから鳥肌でした。
「私はこの今からでも悠二と一緒に歩いていける」。炎をぶつけて思いのたけを叫ぶシャナがその行為とは裏腹にものすごく女の子らしく。
悠二は、シャナと歩くため、フレイムヘイズの運命を変える為、町の皆を守る為、この世の人々を守る為、邪魔になるやつを殺したから許されないと。
「君といたら僕は幸せになってしまう」。確かにそうだ。
罰にこだわる悠二にアラストールも「貴様は背負いすぎる」と忠告するけど、「天罰神に言われたくない」とこれももっともだ。
「私は悠二の採点係じゃない」。シャナのヘッドバットが炸裂し、
「絶対に拒まない。だから今すぐ私と行くって言いなさい」
「絶対に嫌だ」
お互い一歩も引かない意地のぶつかり合い。
そして、
「悠二。この私の、私の全てを受け止めてーー!!」
って、怒涛の炎が悠二を襲う。そんな「私の全て」は強烈すぎだ。これがシャナの言っていた最強の自在法「愛」なのでしょうか。悠二は受け止めきれず、シャナの勝利で勝負あり。
この対決は攻防も気持ちのぶつかり合いも本当に本当に熱かったです。最高の最終対決でした。
炎の巻き添えをくらったシュドナイにマージョリーもとどめを。
因縁の対決ついに決着。マージョリーは目標の銀を失い佐藤と結ばれてから飛躍的に強くなったみたいですね。
シュドナイはヘカテーと再会。
また生き返れるみたいだし、ヘカテーと手を繋いで、シュドナイは死んで幸せだったかもしれませんね。
悠二は負けてもなお自分勝手はダメとこだわるけど、
「いいよ。それでも好き。誰よりも好き」。シャナは優しく、
「どんな勝手をしても私は悪いと思ったら止める。苦しんでたら助ける。悩んでたら一緒に考える。でも、離れるのだけはダメ」。
そして、シャナの聞いた悠二の理屈じゃない気持ちは、
「許してくれるなら、一緒にいたい」。
シャナの「いいよ」の微笑みが嬉しそうで幸せそうで、
キスを交わす二人。
田中も緒方も池も佐藤も吉田さんも見てます。
悠二はラミーの餞別指輪によりトーチじゃなく確かな一つの存在に。これは思わぬプレゼントですね。同時に長い物語の終わりが実感されます。よかったね悠二と言いたい。起動条件はキスだったのかな?
「なんでもできる。そんな気がする」。
そしてついにザナドゥへと旅立つ悠二とシャナ。手を繋いで、きっと幸せになれるように。
悠二の望み通り御崎市は復元され、吉田さんは涙。
吉田さんですから、もちろん悠二に協力していましたね。宙に浮いてるとこは絵的にもとても好きでした。
吉田さんはもう二度と悠二に会うことはないでしょうが、吉田さんは大丈夫、強くなりましたから。明るく強く生きていってくれると思います。
坂井夫妻は子供が誕生。
平井さんも元に戻ってますね。シールの平井さんでなく悠二が消えてるのに悠二がいなくなったのが実感されます。
佐藤はアウトローの仕事を頑張ってるみたい。残った徒もいるからゾフィー達もまだ忙しいようですね。
ザナドゥの天道宮でレベッカとヴィルヘルミナは子育てに楽しそう。どんな子になるんでしょうか。
悠二とシャナは手を繋いで、極限までぶつかり合った二人だから、いつまでも一緒に歩いて行くことができると思います。どこまでも、何があっても。
本当にいい終わり方でした。
ずっと観てきてよかったなと思う最終回でした。
平井さんの名前が出て来たのには驚きましたが、あれで一期から通してこれまでがひとつの物語であることが実感されました。悠二とシャナの戦いは期待以上に熱くてとてもよかった。最期二人ともザナドゥへ渡るのは想像してなくて、本当に行ってしまった寂しさとその幸せを嬉しく思う、実際に見送るような感覚が残りました。
終わった余韻が心地よく残ります。
第3期になって学園要素が無くなり雰囲気が一変しましたが、アウトローとバルマスケの攻防もザナドゥ創造の攻防もとても面白く毎回楽しみな作品でした。
多くのキャラが出て来てアニメではそれぞれの詳細までは語られなかったようですが、下手に説明しなかった思い切りの良さは反ってよかったような気もします。説明が無くてもどのキャラも魅力がでてました。主要キャラ達もみんな魅力ある活躍をしてくれてよかったです。それに、バルマスケにこんなに肩入れして観るようになったのも意外でした。悠二が彼等に良く接した気持ちもわかります。
また、内容が難しく理解するのが大変でしたが、それを補って余りある魅力が詰まっていたと思います。
そして、この三期は何よりもスタッフの熱意が感じられる作品でした。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
アニメが終わったので原作を解禁したいと思います。また、こちらも楽しみにしています。

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おまけ: Another 灼眼 第24話
ザナドゥ
二人で歩きながら
悠二 「ん~・・・」
シャナ「どうしたの、悠二?」
悠二 「あ、ごめん。
いや、やっぱり何の罰も受けずにこうして幸せなのは
どこか、後ろめたくて・・・、アハハ、
ごめんごめん。僕はやっぱり堅物すぎるのかな」
シャナ 「ふ~ん。
そんなに罰が受けたいのなら
私にもそれっぽいのならしてあげられるけど」
悠二 「え?」
贄殿遮那 チャキ
シャナ 「ハーーーッ!
私の全てを受け止め」
悠二 「わ~、タンマ タンマ。
もう二度と罰が受けたいなんて言わないから」
シャナ 「そう。ならいいのよ・・・・、
クッ・・・アハハハハハ」
悠二 「なんだよ、笑うことないだろ」
シャナ 「だって、悠二ったら。アハハ」
いつまでも幸せな二人で
おわり

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シャナと悠二のラスト対決は熱かった。最高でした。
この作品を完結させてくれた皆さんに本当にありがとうと言いたい気持ちです。
この作品を1期からずっと観てこられたことを幸せに思っています。
フィレスとヨーハンの子が誕生。
吉田さんの腕の中で生まれるのがフィレスと彼女との関係を考えると感慨深いですね。吉田さんの赤ちゃんを抱く姿は本当に優しげでいい。いつかきっと本当のいいお母さんになる姿が想像されます。
子供の名はユストゥス。育てるのをヨーハンに頼まれたヴィルヘルミナは赤ちゃんを抱いて幸せそうですね。厳しくも親馬鹿に育てそうだけど、今の彼女ならシャナの時よりも心広く接するかもしれませんね。
ラミーは成し遂げた。
これは物語の序盤の頃からずっと謎だったことですが、ついに判明。それは「この世から失われたものの復元」。板の様なのを復元して、それが何か気になるけど原作には書いてあるのかな。
その復元の自在式は悠二に渡され。さらに餞別の謎の指輪も。さらに餞別で悠二の自在法に「グランマティカ」と命名。この気前の良さはそれだけ悠二に感謝してるということですよね。
ラミー変身。その正体は少女のリャナンシーとどこかで読んだことがあります。「下手な宝」と嬉しそうに、やっぱりこれは原作で読みたくなりますね。
ヴィルヘルミナの旅立ち。
いつ入口が消えるか知れない新世界にすぐ旅立つべきだけど、ヴィルヘルミナは戦いを残すシャナを置いていくことができない。新世界でユストゥスが必要となる時の為に見定めなければならないと説得するも、なかなか踏ん切りがつきません。
と、天道宮が到着。レベッカの仕事は何なんだろうとずっと気になってたんだけど、ザナドゥへ行くフレイムヘイズ集めだったんですね。ザナドゥにもフレイムヘイズがいることを示す、予防線みたいなもの。
大地の四神が先頭に立ち、これには徒は委縮しまくりでしょうね。向こうでは人食いが無いはずだからもうあんな殺戮はないでしょうが。
マージョリーが佐藤の為に残るのはアラストールにも見え見えでしたね。
四神、それにサーレとキアラも旅立って。
ヴィルヘルミナは彼等に感じるところがあったみたい。そして吉田さんはこれまでの感謝を述べて、
「お言葉、ありがたく頂戴するのであります」。ついに決心がつきました。
生甲斐が重荷になるのではとの指摘にも、応えねばでなく応えよう、と先に辿り着いたことを述べ。「依然不安定」のティアマトーの突っ込みがいいですね。
「天下無敵の幸運を。炎髪灼眼の討ち手、シャナ」
天道宮と共に旅立つヴィルヘルミナ。最後の最後で「シャナ」と呼んだ彼女にはこれまでにない温かみを感じました。
そして、「最後のお仕事ね」。
残ったシャナと吉田さんとマージョリー、修復された御崎大橋の上で悠二と対峙です。
坂井悠二の計画は。
生まれ育った、欠落だらけのこの御崎市を復元することでした。もっと個人的なことだと思っていたのですが、これにはなるほどと思いました。悠二の望みとしてとても納得がいく。
沢山ある存在の力、それにラミーの自在式もここで必須ですね。それから吉田さんにもここでまた重要な役が回って来ましたね。吉田さんの持つこの町のイメージも必須。
素早い動きで吉田さんは悠二の手中に。悠二が自在法を万能に使えるのはラミーの命名のイメージによるものですよね。
そして出る「平井ゆかり」の名前。
ここに来てこの名前が出てくるとは。一気に気持ちが巻戻る懐かしい名前。悠二はずっと、彼女のことを気にかけてたんですね。悠二に感動しました。それから、シャナはずっと彼女のトーチを持ってたわけですね。
平井さんを再生するにはシャナの割り込みを解く必要があり、千草達に忘れられることになるけど、悠二は「けど、それでもだ」とその想いの深さが。
悠二はザナドゥに行くつもり。
ザナドゥには御崎市がコピーされてないという意外な事実。創造に際して大きな力を通すために御崎市の存在をないも同然にしたから、存在しないものがコピーされないという理屈はなるほどです。
それなら「何の為に」悠二はザナドゥへ行くのか、で、攻撃開始。悠二はそれを話せばシャナが反対することをわかっていて。
シュドナイの最終変身に対しマージョリーも頭六つで全力全開。
吉田さんは宙に。「復元を。お願いだ、ただこれだけを」。悠二の必死の叫び。復元の為に封絶が解かれ。
戦いは真南川で。封絶の解かれた今、町に被害が出ないよう、ここでタルタロスが大活躍。御崎市民はこのとんでもない戦いを目の当たりにすることになりますね。
徒と人間の共存。
悠二の目指すのはシャナ達の一歩先。
徒が人間と暮らすうちに人間を認め素晴らしいと思うようになっていたから人間のいる同じ形の世界を欲っしたこと。だから人食いがなくてもいいと思ってくれたこと。
「それこそ、希望の欠片」。
悠二、すごい。彼の希望はきっと叶うと信じてます。
しかしそれは、
何千年かかろうと、御崎市が無くても、一人で。
坂井悠二は選ぶその孤独な道に、町の皆に、この光景を覚えておいてほしい、とその思いを響かす程に。
「その全てが果たせた時、僕はシャナと歩いて行ける。
初めて一緒に歩ける資格を得られる」。
坂井悠二の考えの全貌。このすこぶる真面目さが悠二らしいですが、
「言ってくれればいいのにー!」。シャナの気持ちがよくわかる。ボディブロー炸裂でトーチを悠二に渡し、そのやろうとしてること自体は賛成。喜ぶ悠二。が、
「うるさい! うるさい! うるさーい!」
シャナの感情爆発でついに出た。1期OPが流れ、もう、ここから鳥肌でした。
「私はこの今からでも悠二と一緒に歩いていける」。炎をぶつけて思いのたけを叫ぶシャナがその行為とは裏腹にものすごく女の子らしく。
悠二は、シャナと歩くため、フレイムヘイズの運命を変える為、町の皆を守る為、この世の人々を守る為、邪魔になるやつを殺したから許されないと。
「君といたら僕は幸せになってしまう」。確かにそうだ。
罰にこだわる悠二にアラストールも「貴様は背負いすぎる」と忠告するけど、「天罰神に言われたくない」とこれももっともだ。
「私は悠二の採点係じゃない」。シャナのヘッドバットが炸裂し、
「絶対に拒まない。だから今すぐ私と行くって言いなさい」
「絶対に嫌だ」
お互い一歩も引かない意地のぶつかり合い。
そして、
「悠二。この私の、私の全てを受け止めてーー!!」
って、怒涛の炎が悠二を襲う。そんな「私の全て」は強烈すぎだ。これがシャナの言っていた最強の自在法「愛」なのでしょうか。悠二は受け止めきれず、シャナの勝利で勝負あり。
この対決は攻防も気持ちのぶつかり合いも本当に本当に熱かったです。最高の最終対決でした。
炎の巻き添えをくらったシュドナイにマージョリーもとどめを。
因縁の対決ついに決着。マージョリーは目標の銀を失い佐藤と結ばれてから飛躍的に強くなったみたいですね。
シュドナイはヘカテーと再会。
また生き返れるみたいだし、ヘカテーと手を繋いで、シュドナイは死んで幸せだったかもしれませんね。
悠二は負けてもなお自分勝手はダメとこだわるけど、
「いいよ。それでも好き。誰よりも好き」。シャナは優しく、
「どんな勝手をしても私は悪いと思ったら止める。苦しんでたら助ける。悩んでたら一緒に考える。でも、離れるのだけはダメ」。
そして、シャナの聞いた悠二の理屈じゃない気持ちは、
「許してくれるなら、一緒にいたい」。
シャナの「いいよ」の微笑みが嬉しそうで幸せそうで、
キスを交わす二人。
田中も緒方も池も佐藤も吉田さんも見てます。
悠二はラミーの餞別指輪によりトーチじゃなく確かな一つの存在に。これは思わぬプレゼントですね。同時に長い物語の終わりが実感されます。よかったね悠二と言いたい。起動条件はキスだったのかな?
「なんでもできる。そんな気がする」。
そしてついにザナドゥへと旅立つ悠二とシャナ。手を繋いで、きっと幸せになれるように。
悠二の望み通り御崎市は復元され、吉田さんは涙。
吉田さんですから、もちろん悠二に協力していましたね。宙に浮いてるとこは絵的にもとても好きでした。
吉田さんはもう二度と悠二に会うことはないでしょうが、吉田さんは大丈夫、強くなりましたから。明るく強く生きていってくれると思います。
坂井夫妻は子供が誕生。
平井さんも元に戻ってますね。シールの平井さんでなく悠二が消えてるのに悠二がいなくなったのが実感されます。
佐藤はアウトローの仕事を頑張ってるみたい。残った徒もいるからゾフィー達もまだ忙しいようですね。
ザナドゥの天道宮でレベッカとヴィルヘルミナは子育てに楽しそう。どんな子になるんでしょうか。
悠二とシャナは手を繋いで、極限までぶつかり合った二人だから、いつまでも一緒に歩いて行くことができると思います。どこまでも、何があっても。
本当にいい終わり方でした。
ずっと観てきてよかったなと思う最終回でした。
平井さんの名前が出て来たのには驚きましたが、あれで一期から通してこれまでがひとつの物語であることが実感されました。悠二とシャナの戦いは期待以上に熱くてとてもよかった。最期二人ともザナドゥへ渡るのは想像してなくて、本当に行ってしまった寂しさとその幸せを嬉しく思う、実際に見送るような感覚が残りました。
終わった余韻が心地よく残ります。
第3期になって学園要素が無くなり雰囲気が一変しましたが、アウトローとバルマスケの攻防もザナドゥ創造の攻防もとても面白く毎回楽しみな作品でした。
多くのキャラが出て来てアニメではそれぞれの詳細までは語られなかったようですが、下手に説明しなかった思い切りの良さは反ってよかったような気もします。説明が無くてもどのキャラも魅力がでてました。主要キャラ達もみんな魅力ある活躍をしてくれてよかったです。それに、バルマスケにこんなに肩入れして観るようになったのも意外でした。悠二が彼等に良く接した気持ちもわかります。
また、内容が難しく理解するのが大変でしたが、それを補って余りある魅力が詰まっていたと思います。
そして、この三期は何よりもスタッフの熱意が感じられる作品でした。スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。
アニメが終わったので原作を解禁したいと思います。また、こちらも楽しみにしています。

-------------------------
おまけ: Another 灼眼 第24話
ザナドゥ
二人で歩きながら
悠二 「ん~・・・」
シャナ「どうしたの、悠二?」
悠二 「あ、ごめん。
いや、やっぱり何の罰も受けずにこうして幸せなのは
どこか、後ろめたくて・・・、アハハ、
ごめんごめん。僕はやっぱり堅物すぎるのかな」
シャナ 「ふ~ん。
そんなに罰が受けたいのなら
私にもそれっぽいのならしてあげられるけど」
悠二 「え?」
贄殿遮那 チャキ
シャナ 「ハーーーッ!
私の全てを受け止め」
悠二 「わ~、タンマ タンマ。
もう二度と罰が受けたいなんて言わないから」
シャナ 「そう。ならいいのよ・・・・、
クッ・・・アハハハハハ」
悠二 「なんだよ、笑うことないだろ」
シャナ 「だって、悠二ったら。アハハ」
いつまでも幸せな二人で
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