輪廻のラグランジェ 第12話(最終回) 「またいつの日か、鴨川で」 を観て
いい最終回でした。
謎は殆んど全部残ったままだけど、でも、これでいいと思った。
この一期でこれまで紡がれてきたのは、まどかとランとムギナミの三人の物語だから。
「初めて出会った時から、ずっと思ってた。あなたが好きです」。
あの戦いの後日からか、と観てたらまさかのガチ百合展開で衝撃。
映画撮影ってことで一安心だけど、スタッフの開き直りがうれしいですね。本編でこんなシーンが見られるとは思ってなかったし、実際観ると二人とも見事にハマってた。
レガリテ訪問から2週間。
何があったんだ、と不思議な感覚にかられながら物語は進行、でジャージ部最後の仕事を終えたランはもう宇宙に帰ることになっちゃってる。お別れ会とか、夢なの?と思った。でも現実。ムギナミはいないし、鴨川は無事だし、あの後何が、との思いを余所にまどかとランの別れの時が、静かに近づいてきます。
「誓いの丘」。
鴨川と言えばここなんですね。綺麗な景色はランに知って欲しい鴨川のいいとこ。素直に綺麗と感じるランにはまどかと過ごして変わった様子が感じられて。
まどかの、手をあげて再会を誓いランにも促す様子がとてもいい雰囲気。鍵をかけるのが可愛くも厳かに感じられます。
この景色をまどかが守ってくれたから、というところで前回の続きに。この構成はとてもうまかったと思います。
「酷いことするなら私でいいじゃん」。
準備が出来てた、と、まどかは守る為に自分が犠牲になる覚悟ができてた。これは母のようにということなんでしょう。もしかしたら姉と一緒にジャージ部活動を始めた頃から自己犠牲を覚悟していたのかもしれませんね。彼女の本質に迫る、そして意外な一面でした。
その心の淀みで今回はウォクス3体から蔓が伸び、天が裂けます?。ヴィラジュリオももう止められない。
地球規模の巨大な暗雲。エネルギー場。でキッス艦隊もピンチに。
一体何が起こってるんだ?、は田所のみならずこっちも聞きたいとこだけど、
「うるさい。話しかけるな」。地の出たモイドが大興奮だ。これには皆ドン引きですね。
まどかは謎の海岸に。
落ち着いてはいるけど元気のないまどか。
守りたい人は沢山いるけど、自分なんかでよかったのかと悩んでます。
「無理って言ったらやめちゃうのか」。このジャージ部魂のこもった言葉はユリカノ様。ここがウォクスを暴走させると来られる場所だとすると、ウォクスは地球にあるわけだから彼女がいることに矛盾があり、ここらへんは謎ですね。ユリカノと入れ替わりにもとの世界に帰ったのは、やっぱり会長でしょうか。ユリカノがこの世界に残って何をしようとしてるのかも気になります。
ユリカノの励まし方はジャージ部魂がこもっていて、ヴィラジュリオがまどかをユリカノにそっくりだと言ってたのが思い出されますね。
「自分で選んだやり方だから」。これがまどかのジャージ部魂にジャストミート。
「やってみますか、私のやり方」。復活したまどかは「行こう。一緒に」ランとムギナミの手を取って、
「私にできることなんて、こうして思い切り飛ぶことぐらい」。
飛ぶことしか出来ないのなら、飛ぶことが出来るのなら、飛べばいい。まどかはそれでいいんです。大切なのはまどかの気持ちだと思います。
降り注ぐ花は白く。これは三つの色(光)が合わさったという意味でしょうか。
光の幕となり、それは巨大な花となって咲き。
この先が何かありそうですが、ようこが生きてるのに気づいた瞬間ミドリが機能停止。アウラの花も消失。悲しみの感情とそれを乗り超える感情の両方が同時に必要なのかな。もしようこが死んでいたらあの先どうなってたのか気になりますね。
ヴィラジュリオの真の目的はやっぱりウォクスの破壊でしたね。アウラが絶体絶命に。
しかし、危機一髪で現れたのはディセルマイン率いるレガリテ艦隊。状況が一変します。
「お兄ちゃーーん」。
ムギナミは戦う決心をしたといっても、やはりそう簡単にその想いが変わることなく。うん、ムギナミはそれでいいと思います。ヴィラジュリオをつれて逃げるムギナミ。また仲良くなれればと思います。
誓いの丘で。
ムギナミを見つけて帰って来ると誓うラン。
「そしたらまた、同志にしてくれる」。涙をこぼして。
「うん」。まどかの答えに微笑んで。
別れの時。繋がれた手がほどけて。
「またね」「バイバイ」何度も繰り返す言葉、手を振るその表情、この別れのシーンは本当によかったです。
元気にマルを描こうとするまどかも堪えられなくて泣き崩れて。
まどかはその後、元気一杯にジャージ部活動。
失うのを恐れる自分を乗り越えられたようですね。かるた部はちはやの応援も何気に兼ねてるのかな。こっちでは放送してないけど同局ですよね。
ミドリは地球に残ってる。レガリテが何故持ち帰らなかったのか謎ですね。ランが頼み込んだ、とかでしょうか。
アステリアとようこ。
アステリアはやっぱりユリカノと入れ替わりにあの世界から戻って来た人ですね。
胸にメモリアの印。もしかしたら年齢2万歳なんでしょうか。それとも永遠に等しい永さ。
「私はこの宇宙を安寧と讃歌でこしらえた永久のループに引き込んだ魔女」。
どういうことでしょうか? まどかに断ち切ってもらうのを望んでます。
地球にもラグランジェが生え、この先宇宙規模のもの凄いことが起こりそうなんですが、それはまた2期ですね。
手紙は宇宙からでも届く。 誰が配達したんだ。
ムギナミはキッスでヴィラジュリオともうまくやってるみたいですね。明るくてなにより。
ランがムギナミを見つけたから二人の鴨川帰還はそう遠くないような気がします。
ケンカをして仲直りして、はこの作品で最も描きたかったことではないでしょうか。
ムギナミの便りにまどかは「マル」。
1話同様、常時水着着用で今日もまどかは頑張ってます。
様々な謎が残りましたが、まどかがそもそも謎の部分に無頓着だから、これがとても自然に思えるし、これが三人を浮き上がらせるうえでもよかったと思います。色々なことが明らかになっていく2期への期待も高まります。
三人娘の描き方にはスタッフの愛が感じられました。まどかは最初とにかく元気な女の子という感じでしたが彼女の過去が明かされてから、それまでの彼女までもがまったく違うように感じられるようになったその描き方は秀逸でした。
ランもどんどん天然の可愛さをみせ、まどかの影響で変化する彼女の様子が丁寧に描かれていて、最初はそれほどでもなかったのにどんどん好きなキャラになりました。
ムギナミは波乱を呼びましたが根本的にいい子であることは最初から描かれていましたね。彼女がまどかに家族として受け入れられる所はとても心に残ってます。ヴィラジュリオへの想いの描き方もよかった。
ケンカをして仲直りして育まれた三人の関係。それがこの1期を通してとてもよく描けてました。
とにかく、三人とも可愛かった。
そしてウォクスや輪廻やラグランジェに関する謎は、今回でますます興味をひくものになりました。
2期をとても楽しみにしてます。

------------------------
おまけ: Another ランジェ 第12話
誓いの丘
まどか「私達はこの鴨川でいつか必ず再び出会うことを誓います。
ほら、ランも」
ラン 「あ、はい。 えーと、
汝はこの私を妻とし、良き時も悪き時も、
富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、
他の者に依らず、死が二人を分かつまで愛を誓いますか?」
まどか「えええっ??」
また会える日まで
おわり

にほんブログ村
謎は殆んど全部残ったままだけど、でも、これでいいと思った。
この一期でこれまで紡がれてきたのは、まどかとランとムギナミの三人の物語だから。
「初めて出会った時から、ずっと思ってた。あなたが好きです」。
あの戦いの後日からか、と観てたらまさかのガチ百合展開で衝撃。
映画撮影ってことで一安心だけど、スタッフの開き直りがうれしいですね。本編でこんなシーンが見られるとは思ってなかったし、実際観ると二人とも見事にハマってた。
レガリテ訪問から2週間。
何があったんだ、と不思議な感覚にかられながら物語は進行、でジャージ部最後の仕事を終えたランはもう宇宙に帰ることになっちゃってる。お別れ会とか、夢なの?と思った。でも現実。ムギナミはいないし、鴨川は無事だし、あの後何が、との思いを余所にまどかとランの別れの時が、静かに近づいてきます。
「誓いの丘」。
鴨川と言えばここなんですね。綺麗な景色はランに知って欲しい鴨川のいいとこ。素直に綺麗と感じるランにはまどかと過ごして変わった様子が感じられて。
まどかの、手をあげて再会を誓いランにも促す様子がとてもいい雰囲気。鍵をかけるのが可愛くも厳かに感じられます。
この景色をまどかが守ってくれたから、というところで前回の続きに。この構成はとてもうまかったと思います。
「酷いことするなら私でいいじゃん」。
準備が出来てた、と、まどかは守る為に自分が犠牲になる覚悟ができてた。これは母のようにということなんでしょう。もしかしたら姉と一緒にジャージ部活動を始めた頃から自己犠牲を覚悟していたのかもしれませんね。彼女の本質に迫る、そして意外な一面でした。
その心の淀みで今回はウォクス3体から蔓が伸び、天が裂けます?。ヴィラジュリオももう止められない。
地球規模の巨大な暗雲。エネルギー場。でキッス艦隊もピンチに。
一体何が起こってるんだ?、は田所のみならずこっちも聞きたいとこだけど、
「うるさい。話しかけるな」。地の出たモイドが大興奮だ。これには皆ドン引きですね。
まどかは謎の海岸に。
落ち着いてはいるけど元気のないまどか。
守りたい人は沢山いるけど、自分なんかでよかったのかと悩んでます。
「無理って言ったらやめちゃうのか」。このジャージ部魂のこもった言葉はユリカノ様。ここがウォクスを暴走させると来られる場所だとすると、ウォクスは地球にあるわけだから彼女がいることに矛盾があり、ここらへんは謎ですね。ユリカノと入れ替わりにもとの世界に帰ったのは、やっぱり会長でしょうか。ユリカノがこの世界に残って何をしようとしてるのかも気になります。
ユリカノの励まし方はジャージ部魂がこもっていて、ヴィラジュリオがまどかをユリカノにそっくりだと言ってたのが思い出されますね。
「自分で選んだやり方だから」。これがまどかのジャージ部魂にジャストミート。
「やってみますか、私のやり方」。復活したまどかは「行こう。一緒に」ランとムギナミの手を取って、
「私にできることなんて、こうして思い切り飛ぶことぐらい」。
飛ぶことしか出来ないのなら、飛ぶことが出来るのなら、飛べばいい。まどかはそれでいいんです。大切なのはまどかの気持ちだと思います。
降り注ぐ花は白く。これは三つの色(光)が合わさったという意味でしょうか。
光の幕となり、それは巨大な花となって咲き。
この先が何かありそうですが、ようこが生きてるのに気づいた瞬間ミドリが機能停止。アウラの花も消失。悲しみの感情とそれを乗り超える感情の両方が同時に必要なのかな。もしようこが死んでいたらあの先どうなってたのか気になりますね。
ヴィラジュリオの真の目的はやっぱりウォクスの破壊でしたね。アウラが絶体絶命に。
しかし、危機一髪で現れたのはディセルマイン率いるレガリテ艦隊。状況が一変します。
「お兄ちゃーーん」。
ムギナミは戦う決心をしたといっても、やはりそう簡単にその想いが変わることなく。うん、ムギナミはそれでいいと思います。ヴィラジュリオをつれて逃げるムギナミ。また仲良くなれればと思います。
誓いの丘で。
ムギナミを見つけて帰って来ると誓うラン。
「そしたらまた、同志にしてくれる」。涙をこぼして。
「うん」。まどかの答えに微笑んで。
別れの時。繋がれた手がほどけて。
「またね」「バイバイ」何度も繰り返す言葉、手を振るその表情、この別れのシーンは本当によかったです。
元気にマルを描こうとするまどかも堪えられなくて泣き崩れて。
まどかはその後、元気一杯にジャージ部活動。
失うのを恐れる自分を乗り越えられたようですね。かるた部はちはやの応援も何気に兼ねてるのかな。こっちでは放送してないけど同局ですよね。
ミドリは地球に残ってる。レガリテが何故持ち帰らなかったのか謎ですね。ランが頼み込んだ、とかでしょうか。
アステリアとようこ。
アステリアはやっぱりユリカノと入れ替わりにあの世界から戻って来た人ですね。
胸にメモリアの印。もしかしたら年齢2万歳なんでしょうか。それとも永遠に等しい永さ。
「私はこの宇宙を安寧と讃歌でこしらえた永久のループに引き込んだ魔女」。
どういうことでしょうか? まどかに断ち切ってもらうのを望んでます。
地球にもラグランジェが生え、この先宇宙規模のもの凄いことが起こりそうなんですが、それはまた2期ですね。
手紙は宇宙からでも届く。 誰が配達したんだ。
ムギナミはキッスでヴィラジュリオともうまくやってるみたいですね。明るくてなにより。
ランがムギナミを見つけたから二人の鴨川帰還はそう遠くないような気がします。
ケンカをして仲直りして、はこの作品で最も描きたかったことではないでしょうか。
ムギナミの便りにまどかは「マル」。
1話同様、常時水着着用で今日もまどかは頑張ってます。
様々な謎が残りましたが、まどかがそもそも謎の部分に無頓着だから、これがとても自然に思えるし、これが三人を浮き上がらせるうえでもよかったと思います。色々なことが明らかになっていく2期への期待も高まります。
三人娘の描き方にはスタッフの愛が感じられました。まどかは最初とにかく元気な女の子という感じでしたが彼女の過去が明かされてから、それまでの彼女までもがまったく違うように感じられるようになったその描き方は秀逸でした。
ランもどんどん天然の可愛さをみせ、まどかの影響で変化する彼女の様子が丁寧に描かれていて、最初はそれほどでもなかったのにどんどん好きなキャラになりました。
ムギナミは波乱を呼びましたが根本的にいい子であることは最初から描かれていましたね。彼女がまどかに家族として受け入れられる所はとても心に残ってます。ヴィラジュリオへの想いの描き方もよかった。
ケンカをして仲直りして育まれた三人の関係。それがこの1期を通してとてもよく描けてました。
とにかく、三人とも可愛かった。
そしてウォクスや輪廻やラグランジェに関する謎は、今回でますます興味をひくものになりました。
2期をとても楽しみにしてます。

------------------------
おまけ: Another ランジェ 第12話
誓いの丘
まどか「私達はこの鴨川でいつか必ず再び出会うことを誓います。
ほら、ランも」
ラン 「あ、はい。 えーと、
汝はこの私を妻とし、良き時も悪き時も、
富める時も貧しき時も、病める時も健やかなる時も、
他の者に依らず、死が二人を分かつまで愛を誓いますか?」
まどか「えええっ??」
また会える日まで
おわり

にほんブログ村