灼眼のシャナIII(Final) 第22話 「異邦人の夢」 を観て
エンゲージリンクを守る吉田さん、
その吉田さんを守るカムシン、
そして自分らしさに辿り着き友を守る為に舞い降りるヴィルヘルミナとその背中を押してあげたシャナ、
戦闘の中にあってそうした愛情の温かさや美しさが感じられる今回。
そして、サーレと教授の親子対決もついに決着。
教授はどんな最期を迎えるのでしょうか。
車大破で吉田さんの運命は。の前回ラストだったけど、はい、吉田さんを始め全員生きてました。
エンゲージリンクを守る吉田さんは本当に親鳥みたいですね。なんだかこの姿に吉田さんのいいところが集約されてる気がする。実際いい母親に成りそうです。吉田さんはとても強い愛を持った人なんですよね。それは悠二に対しての愛に限らず。
と、カムシンが大怪我を。
幻を見せて気配を消す、との種明かしは、そう言えば塔の屋上から脱出する時に悠二に幻を見せ本体は気配を消して別方向というのがありましたね。
そしてカムシンのカデシュの血印で飛びのいた、と。車の石はちょっと記憶にないけど、そうしたやり取りもあったんでしょうね。そして、みんなを守って爆風を一人で受け止めたために左半身が焦げちゃうような大怪我を。でも単なる責任と淡々としてるとこがカムシンらしいです。
爆弾ブリキロボと徒に囲まれ吉田さん達は脱出不可能のピンチに。
エンゲージリンクを守る吉田さんに百鬼夜行が付き、カムシンはブリキロボを近づけない役を。
「今の苦難を経てあなたはもっと強くなる。これまでそうしてきたように」
「どこまでも健やかに、良かれと思う道を進まれよ」
これはもう、別れの言葉にしか聞こえません。カムシンは死を覚悟してますよね。そしてこの言葉は吉田さんに送る最高のものじゃないでしょうか。吉田さんの迷いをきれいに落としてくれるような、吉田さんへの愛情のこもった言葉だと思います。
吉田さんもカムシンの覚悟に気づいて悲痛な叫び。今この二人の間にあるのは恋愛とは違うものでしょうが、それも一つの愛ですよね。もし、いつかこの二人が結ばれれば吉田さんも幸せになれるかもしれないと思ってるけど、どうなんでしょうか。
エンゲージリンクのピンチでヴィルヘルミナの中にまた迷いが。
そんな彼女に「ヴィルヘルミナ。行ってくれる」。シャナのこの率直な一言と「友として言う。子にして友たる者の為に行け」アラストールの言葉、それにマージョリーやマルコシアスの言葉も温かく、こっちは大丈夫だからと安心させて、
「一美をお願い。ついでにエンゲージリンクも」。
これに迷いが消され、ヴィルヘルミナは吉田さん達の元へ。
懊悩を鮮やかに取り払ったシャナ。それに「答えよう」と、責務でなく自分がそうしたい思い、「それこそが私」と。そして、
「そのあなたらしさに辿り着くまでにいったいどれだけの何月と労力を必要としたのでありますか」。
ティアマトーがこんなに喋ったのはこれが初めてですよね。
また、この抱え込んで悩む性格もヴィルヘルミナの強い精神を作っているともわかっていて。
ティアマトーが熟語しか発しなかったのは、不用意にヴィルヘルミナを導かない為。その強い精神を失うことなく自ら自分らしさに辿り着くのをずっと待ってたみたいです。
んー、難しいですね、ヴィルヘルミナは。でも、なんとなくわかります。
最初の頃は悠二を殺そうとしたり、堅物でいつも悩んでいた彼女がこうして辿り着くとこまで描いてくれて、人物を大切にしてる作品だなと思います。
ティアマトーとのシーン、よかったですよ。
マージョリーとシャナのペア。
思えばマージョリーとはこの作品の一番初期の頃からの付き合いですよね。
最初は敵同士だったけど、今は「好きになった」と何だか感慨。
好きと言われれば頬も染まるもの、でももちろんシャナは恋愛の意じゃありませんよ。
カムシンは瓦礫の巨人で応戦。
相手がブリキロボなのにこの戦いは映像的に迫力がありますね。
カムシンは壊し屋だけあって守るのは苦手みたいだけど、「やりがい」はあるようですね。
百鬼夜行は徒に幻をかけて囮にする手段。かけられた徒はたまったもんじゃありませんね。
そして、塔の中に逃げ込む妙案、と、囮と気配消しがやられて絶体絶命に。しかし、
そこに参上したのは助っ人ヴィルヘルミナ。ピンチを救って、吉田さん達は塔の中へ、その入り口をヴィルヘルミナが守ることに。
と、これまでの様子で確実にそうだろうと思ってましたが瓶詰水色発光体がフィレスとヨーハンであることが明かされましたね。ティアマトーは「ゲンダンコウコク」と、それが何か知ってるみたい。すみません、勘違いでした。(笑)
塔の通路には敵はなく、機能も麻痺させて、これで吉田さんは一安心ですね。何かを加速移動させる何かが気になるとこですが。
サーレとキアラがいよいよ勝負に。
しかし怒涛のミサイル攻撃でキアラも応戦するけどサーレが、落っこちた。
キアラの救助もマモンに阻止され、
ノリノリ教授の「消ーえて無くなりなさい」でスイッチオン。絶体絶命のようだけどさに非ず、サーレは最初からこれを狙っていたようで、ブリキロボが飛び上がり管制室へ。
サーレはキアラと飛びながらずっとこの仕掛けを作ってたんですよね。落ちたのもキアラの救助失敗もわざとだったんでしょうか。ブリキロボを操ったんじゃなくて飛ばしたように見えたけど、どんな仕掛けだったのか知りたいですね。
「こーんなこともあろうかと」。さすが教授抜かりがありません、が、線路の続く先はもしかしてもしかしてのさっき吉田さん達が逃げ込んだとこで、そう、それは機能麻痺してるわけで、
「おや?」
教授とドミノ、管制室ごと消失。これはもう、実に教授らしい間の抜けた最期でした。教授もこんな最期を迎えられて幸せなんじゃないでしょうか。
思えば教授とも長い付き合いですよね。敵だけど憎めない人でした。もうあのしゃべり方やドミノとの遣り取りが聞けないのは寂しいですが、まだどこか生きてるような感覚も残ってたりしてます。
そしてキアラもマモンを真っ二つ、と一気に決めに来ましたね。
マモンのことは詳しくはわからないけどピルソインとの遣り取りはいい感じでした。
マモンは塔を守る為に暴走したブリキロボと心中して、この最期を見てるとどんな人なのか知りたくなりますね。
そして、カムシンもブリキロボに囲まれ消失?と、まさかそんなことはないですよね。ないですよね。
教授と管制室の消失によりリュウビ?と暴君が機能停止。これを悠二はしお時とみて奥の手を使うことに。
創造神としてシャナの改変による瑕疵のある楽園を許せない悠二。その悠二の奥の手は大命詩編のバックアップシステム、コンロクイム。これを上書きすれば元に戻るはず、でベルぺオルが実行、が、
「まだ気持ち悪い」。
変わってなくてシュドナイ驚愕。ここでようやくマージョリーが塔でやってたことが判明。コンロクイムに改造大命詩編を打ち込んで悠二達の奥の手をつぶすことだったんですね。これこそがシャナの考えた作戦の根幹。
さあ、もうシャナ達の完全勝利は目前、バルマスケはどうしようもなく追い込まれてるようにしか見えませんが、
悠二は不敵な笑みを浮かべ、果たして何か策があるのでしょうか、で、次回。
シャナの手の内はおおよそ明らかになったんでしょうか。悠二にはまだヨーハンに否定された坂井悠二の計画がありますよね。それにエンゲージリンクの二人がしようとしてる事もきになりますね。
教授が死んでもう物語が終盤なんだなという感じが一気にしてきました。
残りわずか、大きな物語だけでなく、ヴィルヘルミナのように登場人物一人一人の物語もちゃんと閉じてあげるような優しさがありますね。吉田さんも幸せになる道が少し見えてきたような気もするし、こうしたとこもこの作品の良さだと思ってます。

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おまけ: Another 灼眼 第22話
御崎市
シンサイシャの塔の近く
吉田 「よかったー」
ギュウキ「まるで親鳥だな。
どうだ、カムシン王の子を宿してみては。
きっといい母親になるぞ」
吉田 「え? ・・・えーーー?!
ダ、ダ、ダ、ダメですよ、私なんかとじゃ釣り合わないし、
それに私には坂井君という好きな人もいます。
第一、歳が、そう歳が離れすぎてますよ。
そうですよね、カムシンさん」
カムシン「歳・・・」 ズーン
吉田 「あ・・・・・・、
ご、御免なさい、カムシンさんっ」
カムシン「いえ、それは事実ですから」
吉田 「でも、あの、見かけなら十分若いですよ。
大切なのは中身よりも見かけですから」
カムシン「それはちょっと。
でも、吉田さんがそう言うのならそういう事にしておきましょうか」
吉田 「そうですよ。ふふふ」
ギュウキ「お似合いだと思うんだがなぁ」
おわり

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その吉田さんを守るカムシン、
そして自分らしさに辿り着き友を守る為に舞い降りるヴィルヘルミナとその背中を押してあげたシャナ、
戦闘の中にあってそうした愛情の温かさや美しさが感じられる今回。
そして、サーレと教授の親子対決もついに決着。
教授はどんな最期を迎えるのでしょうか。
車大破で吉田さんの運命は。の前回ラストだったけど、はい、吉田さんを始め全員生きてました。
エンゲージリンクを守る吉田さんは本当に親鳥みたいですね。なんだかこの姿に吉田さんのいいところが集約されてる気がする。実際いい母親に成りそうです。吉田さんはとても強い愛を持った人なんですよね。それは悠二に対しての愛に限らず。
と、カムシンが大怪我を。
幻を見せて気配を消す、との種明かしは、そう言えば塔の屋上から脱出する時に悠二に幻を見せ本体は気配を消して別方向というのがありましたね。
そしてカムシンのカデシュの血印で飛びのいた、と。車の石はちょっと記憶にないけど、そうしたやり取りもあったんでしょうね。そして、みんなを守って爆風を一人で受け止めたために左半身が焦げちゃうような大怪我を。でも単なる責任と淡々としてるとこがカムシンらしいです。
爆弾ブリキロボと徒に囲まれ吉田さん達は脱出不可能のピンチに。
エンゲージリンクを守る吉田さんに百鬼夜行が付き、カムシンはブリキロボを近づけない役を。
「今の苦難を経てあなたはもっと強くなる。これまでそうしてきたように」
「どこまでも健やかに、良かれと思う道を進まれよ」
これはもう、別れの言葉にしか聞こえません。カムシンは死を覚悟してますよね。そしてこの言葉は吉田さんに送る最高のものじゃないでしょうか。吉田さんの迷いをきれいに落としてくれるような、吉田さんへの愛情のこもった言葉だと思います。
吉田さんもカムシンの覚悟に気づいて悲痛な叫び。今この二人の間にあるのは恋愛とは違うものでしょうが、それも一つの愛ですよね。もし、いつかこの二人が結ばれれば吉田さんも幸せになれるかもしれないと思ってるけど、どうなんでしょうか。
エンゲージリンクのピンチでヴィルヘルミナの中にまた迷いが。
そんな彼女に「ヴィルヘルミナ。行ってくれる」。シャナのこの率直な一言と「友として言う。子にして友たる者の為に行け」アラストールの言葉、それにマージョリーやマルコシアスの言葉も温かく、こっちは大丈夫だからと安心させて、
「一美をお願い。ついでにエンゲージリンクも」。
これに迷いが消され、ヴィルヘルミナは吉田さん達の元へ。
懊悩を鮮やかに取り払ったシャナ。それに「答えよう」と、責務でなく自分がそうしたい思い、「それこそが私」と。そして、
「そのあなたらしさに辿り着くまでにいったいどれだけの何月と労力を必要としたのでありますか」。
ティアマトーがこんなに喋ったのはこれが初めてですよね。
また、この抱え込んで悩む性格もヴィルヘルミナの強い精神を作っているともわかっていて。
ティアマトーが熟語しか発しなかったのは、不用意にヴィルヘルミナを導かない為。その強い精神を失うことなく自ら自分らしさに辿り着くのをずっと待ってたみたいです。
んー、難しいですね、ヴィルヘルミナは。でも、なんとなくわかります。
最初の頃は悠二を殺そうとしたり、堅物でいつも悩んでいた彼女がこうして辿り着くとこまで描いてくれて、人物を大切にしてる作品だなと思います。
ティアマトーとのシーン、よかったですよ。
マージョリーとシャナのペア。
思えばマージョリーとはこの作品の一番初期の頃からの付き合いですよね。
最初は敵同士だったけど、今は「好きになった」と何だか感慨。
好きと言われれば頬も染まるもの、でももちろんシャナは恋愛の意じゃありませんよ。
カムシンは瓦礫の巨人で応戦。
相手がブリキロボなのにこの戦いは映像的に迫力がありますね。
カムシンは壊し屋だけあって守るのは苦手みたいだけど、「やりがい」はあるようですね。
百鬼夜行は徒に幻をかけて囮にする手段。かけられた徒はたまったもんじゃありませんね。
そして、塔の中に逃げ込む妙案、と、囮と気配消しがやられて絶体絶命に。しかし、
そこに参上したのは助っ人ヴィルヘルミナ。ピンチを救って、吉田さん達は塔の中へ、その入り口をヴィルヘルミナが守ることに。
と、これまでの様子で確実にそうだろうと思ってましたが瓶詰水色発光体がフィレスとヨーハンであることが明かされましたね。
塔の通路には敵はなく、機能も麻痺させて、これで吉田さんは一安心ですね。何かを加速移動させる何かが気になるとこですが。
サーレとキアラがいよいよ勝負に。
しかし怒涛のミサイル攻撃でキアラも応戦するけどサーレが、落っこちた。
キアラの救助もマモンに阻止され、
ノリノリ教授の「消ーえて無くなりなさい」でスイッチオン。絶体絶命のようだけどさに非ず、サーレは最初からこれを狙っていたようで、ブリキロボが飛び上がり管制室へ。
サーレはキアラと飛びながらずっとこの仕掛けを作ってたんですよね。落ちたのもキアラの救助失敗もわざとだったんでしょうか。ブリキロボを操ったんじゃなくて飛ばしたように見えたけど、どんな仕掛けだったのか知りたいですね。
「こーんなこともあろうかと」。さすが教授抜かりがありません、が、線路の続く先はもしかしてもしかしてのさっき吉田さん達が逃げ込んだとこで、そう、それは機能麻痺してるわけで、
「おや?」
教授とドミノ、管制室ごと消失。これはもう、実に教授らしい間の抜けた最期でした。教授もこんな最期を迎えられて幸せなんじゃないでしょうか。
思えば教授とも長い付き合いですよね。敵だけど憎めない人でした。もうあのしゃべり方やドミノとの遣り取りが聞けないのは寂しいですが、まだどこか生きてるような感覚も残ってたりしてます。
そしてキアラもマモンを真っ二つ、と一気に決めに来ましたね。
マモンのことは詳しくはわからないけどピルソインとの遣り取りはいい感じでした。
マモンは塔を守る為に暴走したブリキロボと心中して、この最期を見てるとどんな人なのか知りたくなりますね。
そして、カムシンもブリキロボに囲まれ消失?と、まさかそんなことはないですよね。ないですよね。
教授と管制室の消失によりリュウビ?と暴君が機能停止。これを悠二はしお時とみて奥の手を使うことに。
創造神としてシャナの改変による瑕疵のある楽園を許せない悠二。その悠二の奥の手は大命詩編のバックアップシステム、コンロクイム。これを上書きすれば元に戻るはず、でベルぺオルが実行、が、
「まだ気持ち悪い」。
変わってなくてシュドナイ驚愕。ここでようやくマージョリーが塔でやってたことが判明。コンロクイムに改造大命詩編を打ち込んで悠二達の奥の手をつぶすことだったんですね。これこそがシャナの考えた作戦の根幹。
さあ、もうシャナ達の完全勝利は目前、バルマスケはどうしようもなく追い込まれてるようにしか見えませんが、
悠二は不敵な笑みを浮かべ、果たして何か策があるのでしょうか、で、次回。
シャナの手の内はおおよそ明らかになったんでしょうか。悠二にはまだヨーハンに否定された坂井悠二の計画がありますよね。それにエンゲージリンクの二人がしようとしてる事もきになりますね。
教授が死んでもう物語が終盤なんだなという感じが一気にしてきました。
残りわずか、大きな物語だけでなく、ヴィルヘルミナのように登場人物一人一人の物語もちゃんと閉じてあげるような優しさがありますね。吉田さんも幸せになる道が少し見えてきたような気もするし、こうしたとこもこの作品の良さだと思ってます。

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おまけ: Another 灼眼 第22話
御崎市
シンサイシャの塔の近く
吉田 「よかったー」
ギュウキ「まるで親鳥だな。
どうだ、カムシン王の子を宿してみては。
きっといい母親になるぞ」
吉田 「え? ・・・えーーー?!
ダ、ダ、ダ、ダメですよ、私なんかとじゃ釣り合わないし、
それに私には坂井君という好きな人もいます。
第一、歳が、そう歳が離れすぎてますよ。
そうですよね、カムシンさん」
カムシン「歳・・・」 ズーン
吉田 「あ・・・・・・、
ご、御免なさい、カムシンさんっ」
カムシン「いえ、それは事実ですから」
吉田 「でも、あの、見かけなら十分若いですよ。
大切なのは中身よりも見かけですから」
カムシン「それはちょっと。
でも、吉田さんがそう言うのならそういう事にしておきましょうか」
吉田 「そうですよ。ふふふ」
ギュウキ「お似合いだと思うんだがなぁ」
おわり

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