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花咲くいろは 第1話「十六歳、春、まだつぼみ」を観て

 こちらの地方では、4月5日深夜スタート。このタイトルは、春の新番組の中でもよく耳にしていたのですが、僕は基本的に事前に情報を積極的に仕入れる方でもないし、漫画雑誌も読まないので、着物を着ているイラストのイメージ程度の前知識で、どんな話か全く知らないまま、面白ければいいなと期待しつつ録画で観ました。

 絵がきれいで演出が繊細、丁寧。かなりレべルが高い、というか、TVアニメというより映画のよう。そう、新海誠監督の作品のよう。というのが、見始めてしばらくの感想。特に、明かりポツリポツリの辺り。それに、公園でコーちゃんが告白する辺り。
 ユーモアを交えつつ、現状に満足できない天然な女の子のモノローグでつづられる詩的な物語。あるいは、天然な主人公に回りが振り回される快活な物語。かなっと思ってました。車窓の景色は心模様とか、トンネル気分抜けたらドキドキとか言ってるうちは。坂を上って喜翆荘に着くまでは。そう、おばあちゃんが登場するまでは。

 従業員として働いてもらう。ただの雑用だ。金はやるが粗相したら差っ引く。屋根があるとこに住めるだけでありがたいと思いな。

 物語は一変、社会の中に投げ出された天然少女が、大人たちの常識と向き合い、悩み苦しみ、時にはぶつかり合いながらも、根性とともにさまざまなことを学んでいく成長物語になりました。

 観てて、後半に入ってから感情移入度がぐっと高まる。
 つねられたり、叩かれたりしたときの痛さが伝わってきます。でも、緒花と同調するのでなく、そりゃ、お前が悪い、負けずにがんばれといった入り込み方です。

 民子を叱る徹。その間に入り民子をかばう緒花。観てて、徹と一緒になって唖然とします。
 民子を叩く女将さん。最初、緒花と一緒になって理不尽だと思いました。でも、女将さんの言葉に、納得しました。女将さん、すごいカリスマ性です。
 私も叩いてと言う緒花。そして叩かれた後、ありがとうございましたと言う緒花。今回緒花が一番輝いてる瞬間でした。叩かれた後の緒花の顔の描写から、この作品の目指しているところがうかがえます。

 そしてラストの雑巾がけ。「悔しくて悔しかった」。今回緒花に最も同調した瞬間。

 こういった系統の物語はたくさんある。古典からドラマまで。ただ、最近は、こういったものでも、ライトに作られる傾向がある。でも、この作品は全然ライトじゃない。ものすごくシビア。緒花の感じる痛さや悔しさの伝わり方が、他の類似作と比べ明らかに抜けている。本格的なものを作ろうという姿勢がうかがえます。

 前半で自分のことを現実的だと言ってた緒花が、後半でその現実に対し無知で失敗を重ねる姿を描く構成が、うまく機能していたと思います。

 あと、エンディングで岡田磨理の名前を見つけたとき、これもなのかと驚きました。

 作品を観終わった後、登場人物の名前の確認のためホームページをのぞいてみる。
 P.A.WORKS10周年とかで、かなり気合が入っている模様。
 てっきり漫画原作ものだと思っていたら、オリジナルアニメだったのでびっくり。

 ともあれ、好きな作品です。次回も楽しみにしています。
   まだつぼみ

   ------------------------
おまけ:    Anohter   いろは   第1話

   どっかの車窓から

おはな  「トンネル気分、抜けたらドキドキ。わー何てことでしょう」
川端康成 「国境の長いトンネルを抜けると・・・」
おはな  「そこは雪国だった・・・ああ、こんなところにも地球寒冷化の影響が出ているのね。ところで、紳士なオジサマはどなたでしょうか」
川端康成 「私はしがない物書きだよ。お嬢さんは旅行かな?」
おはな  「私は・・・」
おばちゃん「ちょっと待ったー!嬢ちゃん。そいつと口聞いちゃだめだよ。そいつはこれまでに何人もの芸子にあんなことやこんなことをしておいてそれを本にして売ってるとんでもないスケベ野郎さ。近づくと食われちまうよ。さ、そんなやつほっといて、もう一個あめちゃん食べな」
川端康成 「失敬な。私は素人には手を出しませんよ」
おはな  「知らないおじ様とランデブー。危険で甘美な予感」
川端康成 「おっと、駅に着いたみたいだ。おや、ホームに一人しかいないね。まあ、この吹雪だしね」
おはな  「!!・・・お、女将さん」

   ガラッ どかどかどか

女将さん 「バカなことやってないで、とっとと帰るよ」
おはな  「すみません。すみません・・・ううっ」

   おはなの家出は、失敗に終わったようです

          おわり
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テーマ : 花咲くいろは
ジャンル : アニメ・コミック

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