獣の奏者エリン(再) 第43話 「獣ノ医術師」 を観て
順調に育まれてきたエリンとリランの関係。だけど今回それに大きな転機が。
指を失うというのはショッキングですね。それがリランが獣である現実を突きつけ。
そして、初めて吹かれる音無し笛。
また、エリンが長年暮らしたカザルムを離れる、状況が大きく変化する回でもあります。
タハイアゼの決戦の為でしょうね。セィミヤがエリンとリラン達をラザルに呼ぶのは。でも、この案はダミヤのものですよね。
エリンは授業でリンゴの接ぎ木をしてるけど、こうした授業もこれで最後。シロンともお別れですね。
使いでやってきた3人。エサルは真王の命令とあれば逆らうわけにいかず。
リランが興奮してるのは、怪我をしたとき音無し笛を吹いた男がいたからですね。
とんで来たエリン。オウリは慇懃に迎えの言葉を述べるけど、答えは当然、辞退ですね。
死罪と言われても。これは自分が死んででも惨劇を防ごうという思いでしょうか。
音無し笛を吹こうとする男。
「吹かないで」。エリンは咄嗟にそれを止めて。しかし次の瞬間、悪夢が。
エリンはリランが尋常でなく興奮してるのに気付いてたんだから、リランを大人しくさせるのを第一にすべきだったんだけど、音無し笛を聞かせたくない、リランへの愛情が勝ってしまった判断ミスですね。
興奮したリランはエリンと判断できなかったのか。それともエリンとわかっていても関係なくかみついたのか。多分後者だと思う。それゆえ、リランはなついていてもやはり獣であると。
恐怖にかられたエリンは、もうあれこれ考える間もなく音無し笛を吹いて。そして、それは今まで築き上げたリランとの関係を壊すことであり、涙をながして。
母の言葉から音無し笛への疑問を持ち、自然のようにと強い信念のもと、これまで音無し笛を使わず育ててきたんだけど、それはふいに崩れ去り。
そして、失われた左手の指。以前にもリランに怪我をさせられたことはあったけど、あの頃よりもずっと長い付き合いで信頼関係は絶対だと思ってたところ、ショックはずっと大きいでしょうね。決して癒えぬ傷。
もう、以前の関係は望めず。
エサルはリランとエリンが離れた方がエリンのためと思ってるけど。
「音無し笛を吹いた人間に王獣は決して馴れることはない。
リランはもう音無し笛を使わないで静めることはできないかもしれない。
それでも私は、リランの世話を途中で投げ出したくない」
「音無し笛を使っても私はリランと一緒にいきます」
これがエリンの生き方ですね。
「真っ直ぐなあなたの生き方。私は好きよ」。エリンのよき理解者であるエサル先生。手袋を渡して。
エリンは覚悟を決めてリランの前に立ち。
リランは音無し笛を吹いたエリンに敵意を持ってますね。
エリンは厳しく、言うことを聞かないと音無し笛を吹くとまで言って。従わせて。
つらいエリンだけど、「迷いながら苦しみながら獣と共に生きる。お母さんの様に」。獣の医術師としての決意を胸に。
生きる決意のエリンは、真王の命令に従ってラザルに。
政治の中心へ、様々な不安と決意と覚悟の重い旅立ちとなりました。で、次回。
エリンとリランの関係が大きく変わりましたが、音無し笛によってこれまで育んできたものが壊れてしまったのか、これからのリランのエリンに対する態度に注目ですね。
キリクはエリンこそが清らかだと、心情にじわじわと変化が起きているよう。彼の気持ちはどこに向かうのか。
それにしてもヌックとモックは、どこへでもちゃっかり付いていきますね。
次回から舞台を王都に移し、物語はいよいよ佳境。カザルムのみなさん、これまでお世話になりました。

----------------------
おまけ: Another 奏者 第43話
カザルム王獣保護場
旅立ち
エリン 「エサル先生。これまでお世話になりました。
このご恩は、決して・・・、決して・・・」
エサル 「ほらほら。
そんな、今生の別れみたいに言わないでちょうだい。
あなたなら大丈夫。自分をしっかり持って、
そして帰って来なさい。このカザルムに」 ニコッ
エリン 「エサル先生・・・。
はいっ。私、頑張ってきます。何があっても。
エサル先生も私が留守の間、
トムラ先生の面倒、ちゃんとみてあげてくださいね」
トムラ 「おいっ!」
エリン 「うふふ。
それじゃあ、行ってきます」
パタ パタ パタ
エサル 「ふう。行ってしまったわね。
これで・・・、あなたの恋もお終いね」 にや
トムラ 「なっ、なに決めつけてるんですか!
っていうか、なに言ってるんですかっ!」
トムラに希望はあるのか
おわり

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指を失うというのはショッキングですね。それがリランが獣である現実を突きつけ。
そして、初めて吹かれる音無し笛。
また、エリンが長年暮らしたカザルムを離れる、状況が大きく変化する回でもあります。
タハイアゼの決戦の為でしょうね。セィミヤがエリンとリラン達をラザルに呼ぶのは。でも、この案はダミヤのものですよね。
エリンは授業でリンゴの接ぎ木をしてるけど、こうした授業もこれで最後。シロンともお別れですね。
使いでやってきた3人。エサルは真王の命令とあれば逆らうわけにいかず。
リランが興奮してるのは、怪我をしたとき音無し笛を吹いた男がいたからですね。
とんで来たエリン。オウリは慇懃に迎えの言葉を述べるけど、答えは当然、辞退ですね。
死罪と言われても。これは自分が死んででも惨劇を防ごうという思いでしょうか。
音無し笛を吹こうとする男。
「吹かないで」。エリンは咄嗟にそれを止めて。しかし次の瞬間、悪夢が。
エリンはリランが尋常でなく興奮してるのに気付いてたんだから、リランを大人しくさせるのを第一にすべきだったんだけど、音無し笛を聞かせたくない、リランへの愛情が勝ってしまった判断ミスですね。
興奮したリランはエリンと判断できなかったのか。それともエリンとわかっていても関係なくかみついたのか。多分後者だと思う。それゆえ、リランはなついていてもやはり獣であると。
恐怖にかられたエリンは、もうあれこれ考える間もなく音無し笛を吹いて。そして、それは今まで築き上げたリランとの関係を壊すことであり、涙をながして。
母の言葉から音無し笛への疑問を持ち、自然のようにと強い信念のもと、これまで音無し笛を使わず育ててきたんだけど、それはふいに崩れ去り。
そして、失われた左手の指。以前にもリランに怪我をさせられたことはあったけど、あの頃よりもずっと長い付き合いで信頼関係は絶対だと思ってたところ、ショックはずっと大きいでしょうね。決して癒えぬ傷。
もう、以前の関係は望めず。
エサルはリランとエリンが離れた方がエリンのためと思ってるけど。
「音無し笛を吹いた人間に王獣は決して馴れることはない。
リランはもう音無し笛を使わないで静めることはできないかもしれない。
それでも私は、リランの世話を途中で投げ出したくない」
「音無し笛を使っても私はリランと一緒にいきます」
これがエリンの生き方ですね。
「真っ直ぐなあなたの生き方。私は好きよ」。エリンのよき理解者であるエサル先生。手袋を渡して。
エリンは覚悟を決めてリランの前に立ち。
リランは音無し笛を吹いたエリンに敵意を持ってますね。
エリンは厳しく、言うことを聞かないと音無し笛を吹くとまで言って。従わせて。
つらいエリンだけど、「迷いながら苦しみながら獣と共に生きる。お母さんの様に」。獣の医術師としての決意を胸に。
生きる決意のエリンは、真王の命令に従ってラザルに。
政治の中心へ、様々な不安と決意と覚悟の重い旅立ちとなりました。で、次回。
エリンとリランの関係が大きく変わりましたが、音無し笛によってこれまで育んできたものが壊れてしまったのか、これからのリランのエリンに対する態度に注目ですね。
キリクはエリンこそが清らかだと、心情にじわじわと変化が起きているよう。彼の気持ちはどこに向かうのか。
それにしてもヌックとモックは、どこへでもちゃっかり付いていきますね。
次回から舞台を王都に移し、物語はいよいよ佳境。カザルムのみなさん、これまでお世話になりました。

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おまけ: Another 奏者 第43話
カザルム王獣保護場
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エリン 「エサル先生。これまでお世話になりました。
このご恩は、決して・・・、決して・・・」
エサル 「ほらほら。
そんな、今生の別れみたいに言わないでちょうだい。
あなたなら大丈夫。自分をしっかり持って、
そして帰って来なさい。このカザルムに」 ニコッ
エリン 「エサル先生・・・。
はいっ。私、頑張ってきます。何があっても。
エサル先生も私が留守の間、
トムラ先生の面倒、ちゃんとみてあげてくださいね」
トムラ 「おいっ!」
エリン 「うふふ。
それじゃあ、行ってきます」
パタ パタ パタ
エサル 「ふう。行ってしまったわね。
これで・・・、あなたの恋もお終いね」 にや
トムラ 「なっ、なに決めつけてるんですか!
っていうか、なに言ってるんですかっ!」
トムラに希望はあるのか
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