Aチャンネル 第3話「同級生」 を観て

 前回までは主役の4人で話が進んでたんだけど、今回から新たに3人のキャラが加わり世界が少し広がります。まあ、前回まででもちらほら顔を見せてたんだけど。そのせいか、話がちょっと散らかってるように感じたんだけど、でも、終わってみると1本で1日の出来事だったし、「いないとさみしい」で入って終わり、構成上はうまくできている。佐藤先生の空気がちょっと独自すぎたかな。
 今回の主役はトオル。いや、タイトルはトオルの「同級生」だからユタカか。ともあれ、第3話です。

 おはようのあいさつの後、パンツの確認。そうそうパンツをはき忘れることは無いようです。
 炭酸を眠気覚ましとして飲んだことは無いけど、実際のところどうなのか。
 「いつも一緒やからおらんとさみしいわ」ユー子の言葉。本日のキーワードです。
 トオルはクラスでは優等生。クラスメイトのトオルを見る目も好意と尊敬のよう。教科書を忘れた隣席の子がトオルに見せてもらいます。「私、ユタカ」トオルは隣の席の子の名前ぐらい知ってるだろうから、これは視聴者に対する自己紹介。ユタカの登場です。
 「トオルン」自己紹介して間もないのに、いきなりの自分でつけたあだ名呼び。ユタカは悪い子ではないんだけど気持ちが先走りすぎ。自分に都合よく解釈しすぎ。そく行動に走りすぎ。トオルは大ダメージ。無意識の壁を光速で通り抜けてきちゃって混乱といったところか。トオルはいつものメンバーに抱きついて気を静める。原理は、不安な幼児が母親に抱きつくのと同じか。ユー子を強くしめたのは敵に対する反射神経。
 佐藤先生はおでこフェチ。るんを佐藤先生から守ろうとするトオルがけなげです。
 ユタカはトオルが大好き。そして憧れている。「ユタカがお連れ致しまーす」。トオルのしもべになるのも辞さないような勢い。
 るんの教室に逃げてくるトオル。しかし、体育で留守。歌が流れる。
  挿入歌「ぎゅっとして欲しいんだ」
 体育はブルマ。これは作者の趣味なのか。編集部の意向か。女子は実際にはブルマ談義なんてしないと思うが、ほんとのところどうなのか。準備運動でるんとユー子が頭をごつん。このシーン、演出、声優の演技ともによかった。個人的お気に入りシーン。トオルは教室からるんを眺めます。「じゃま」と言われるユタカがあわれ。と思いきや、困ってるユタカにそっと答を教えたり。トオルの中で微妙な変化。
 今度はトオルたちが体育。トオルとペアを組みたいユタカに「私とでしょ、私とでしょ、私とでしょ」と、ミポリン登場。ミポリンはユタカの友達だ。
 佐藤先生の変な性癖。ユー子が気にして、3人で駆けていったけど、あれは保健室に戻ったんだよね。その後の描写がなく、よくわからなかった。
 頭の悪いユタカが頭のいいトオルに勉強を教えてもらう。激しい勉強会のすえ、「わかった?」と聞くトオルに「全然です」と答えるユタカが本日一番輝いていました。本当のユタカを垣間見たといった感じ。
 じゃましすぎだからとミポリンによってトオルからはがされるユタカ。ぽつんとなるトオル。
 「いなきゃいないでさびしいなんて思ってないから」
 ユー子をきつくきつくしめつけるトオル。
 「さびしくないから」

 今回の冒頭、「おらんとさみしいわ」と言ったのはユー子。いないのはトオル。最後のトオルのセリフは、ユタカがいなくなってさびしさを感じた自分を認めたくない思い。
   ユタカ

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おまけ:    Another   チャン   第3話

   廊下

ユタカ「さあ!どこへ向かいますかっ。ユタカがお連れいたします!」
トオル「月・・・」
ユタカ「・・・さあ!どこへ向かいますか!ユタカがお連れいたします!」
トオル「機械の体をただでくれる星」
ユタカ「・・・」
トオル「・・・トイレ」
ユタカ   パァ~~~~♪
   「了解であります。出発進行!シュッ、シュッ、シュッ、シュッ、ポォーーン」
トオル  カッ   ダーーーー!
ユタカ「ああっ!待ってください。トオルン!」
トオル   ダーーーーーー!

        おわり
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獣の奏者 エリン(再) 第5話「エリンと卵泥棒」 を観て

 実のところ、うっかりしていて、この回は途中からしか観えなかった。はっと気づいたのは7時34分。あわててビデオのスイッチをオン。ラゴウの沼に向かうエリンが母に「お母さん、何で夜明け前~」と聞くところからです。前に一度観たことがあり、確かチョクがクローズアップされてたような気がするが、さだかでない。そんなわけで申し訳ないが、エリン第5話です。

 今回は、野生の闘蛇を描くこと、それと、闘蛇衆と闘蛇のシビアな関係を明確に示すことが大きなテーマとなります。それと、ヌックとモックの初登場と。
 夜明け前、野生の闘蛇の呼び合う声が神秘的に響きます。つがいが呼び合う声。オスとメスがつがいになり卵を産んで新しい命が誕生するというイメージをそれとなく与えてくれます。新しい命の誕生は、後に王獣でも語られます。獣を描くうえでどうしても押さえておきたいポイントです。
 卵を盗みに来たヌックとモック。最初からおまぬけぶりを全開で、あわや闘蛇に食われそうな事態に。そこにエリンが駆けつけ、機転を利かせ勇気を出して二人を助けます。命の恩人、エリン。きっかけはこうですが、二人が後にエリンと再会してからずっとエリンにくっついて行くようになったのは、エリンと一緒にいる中で彼女の魅力にどんどんひかれていったからでしょう。また、今回エリンが卵を採るのを止めるよう大人に訴えたとき「その子の言うことを聞いてやれ」と味方したように、孤立しがちなエリンの無条件の味方として、そして、観てる子の代弁者としての役割を担うようになります。
 「じっと目を見てゆっくり下がれ」エリンの緊張感が伝わってきます。闘蛇はおとなしく穴の中へ。駆けつけたソヨンも、卵をかかえているかもしれないと、穴の中へ。ソヨンは卵を手に入れるために入っていったのです。仕事として。そして、ワダンたち大人もエリンも穴の中へ。
 朝日の射す中、闘蛇が卵を産みます。神秘的です。リアルに丁寧に描かれてます。カメの産卵に近い印象。そして、卵を採ろうとする大人たち。ソヨンもその一員です。そこに闘蛇が戻ってきて、角をつかみおとなしくさせる大人たち。エリンは激しく動揺します。エリンは飛び出し卵の前に立ちふさがります。
 「お願い、この卵、取らないで」村で育てれば戦に出さなければならない。このままそっとしておいてほしいと訴えます。ソヨンにはエリンの気持ちは理解できます。でもそれは、エリンがまだ子供で卵を採ることの必要性をわかってないからだということも承知しています。ソヨンは親としてエリンを説得しなければなりません。
 「卵を採らなければ生きていけない。獣の医術師は獣のためにあるんじゃない、獣と共に暮らす人のためにある」
 ソヨンの言葉はエリンに伝わります。エリンは自分の甘さと、母に迷惑をかけてしまったことを理解します。そして、掟の重要性を。
 今回はエリンと大人たちが対立することにより、この村における掟をはじめとする現実的な厳しさが見えてきました。そして、それは次回以降の過酷な運命につながっていきます。

 今回までがアニメのオリジナルでした。とてもうまくできていたと思います。
   卵泥棒

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おまけ:    Another   奏者   第5話

   ラゴウの沼

闘蛇衆「待てー、卵泥棒ー」
ヌック「ええい、しつこいなー」
モック「はぁはぁ、兄い、待つんだもん。・・・あっ、足が抜けないんだもん」
ヌック「何だよ、またかよ。まったく世話が焼けるなぁ。どれ、ちょっと待って・・・あっ。やべっ、オレまで抜けなくなっちまった」
モック「アハハ、兄いもまたなんだもん」
ヌック「うるせー。それよりどうすんだよ」
チョク「おじさーん。この木につかまって」
ヌック「おっ、またもやありがてえ」 パシッ
モック「助かったもん」 パシッ

   枝の先 ミシミシ ポキッ

チョク「わぁっ!」 ヒュー ベチャ
ヌック「おい、大丈・・・」

   しなった枝の反動 ビヨヨヨヨーーーーーン

見上げるチョク「あっ!」
ヌック「あーーーーれーーーーー」 フューーーーーーン
モック「と、飛んでるんだもーーーん」 フューーーーーーン

チョク「・・・星になっちゃった」

  ヌックとモックは、遠く真王領まで飛んでいったのでした

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DOG DAYS 第4話「突撃!姫様奪還戦!」 を観て

 今回の目玉は、やっぱりダルキアン卿とユキカゼの登場ですね。これで、オープニングの主要登場人物は出そろった感じ。今回までの4話が、物語の導入と言ったところか。シンクはすっかりこの世界の勇者様として定着。地球の場面は全くなかった。シンクの物語でなく、姫様奪還戦、ミルヒ、ガウル、レオの物語が中心になりつつあるようです。
 さて、4話です。
 OP前で3バカが「ガウ様イエイ」とか言ってたりして、てっきり今回はシンクとガウルの戦いがメインになるかと思ってたのに違いました。今回はさわりで、次回に持ち越し。わりと短い時間で決着ないし中断しそうな予感がします。
 宣戦布告を受けたことでシンクはエクレにキックされてたけど、これは理不尽。エクレもシンクの事情を理解してあげてほしい。でも、つっこむさだめの彼女がそれをわかってやることは決してないだろう。蹴られたシンクの顔がおかしかった。
 一刻半というのは、一時間半でいいのかな。ここで、シンクがこの世界に来てからまだほんの数時間しかたってないんだなと至る。進行が無茶苦茶遅い。ルール説明に時間を要すること。レオ、エクレ、リコ、そして今回の二人など、キャラを丁寧にかっこよく魅力的に登場させること、等か。
 「ユキカゼ、どうやら戦のようでござるよ」
 ダルキアン卿とユキカゼ登場。三度笠に合羽に「ござる」。登場の仕方も時代劇映画を思わせる。
 ガウルは漫画肉を食べる。「思うところがあってな」これの意味はわからない。
 誘拐されたミルヒの部屋。壁の絵は幼い頃のミルヒとレオのもの。たぶん遊びに来たミルヒのために常設してある部屋。ヴァノンとも仲良し。ヴァノンはライオン?とにかくネコ科。レオとの関係は昔と変わってしまったが、ガウとは仲がいいよう。ガウの目的はレオとミルヒの仲直りにあると思われるが、それとシンクとの決闘がどう関係あるのかわからない。
 最短距離で最高速の正面突破。迎え撃つ獅子団。弓兵、つがえ。そこに砲弾の雨あられ。今回の個人的名場面。笑った。砲弾が二人に当たらないのはリコの腕か?
 見物するダル卿。「若い騎士がんばっておる。大人が邪魔するのは無粋」この人は何歳なのか?
 砲撃は歩兵につめられると無力。リコの白旗。以前レオも白旗を上げてたけど、これも公式ルールの一つかな。
 ゴドウィンの登場でピンチのシンクとエクレ。お互い足止めは自分がすると言って譲らない。根っこのところは似た者同士。
 ゴドウィンの鉄球が二人を襲う。そこに、ヒュンヒュンヒュンヒュン、カーン、ザク「このカタナ」
 「遠場より失礼仕る」ダルキアン卿、登場です。ビスコッティ騎士団隠密部隊頭領です。「紋章剣、裂空一文字」でスパーンです。「いざ尋常に勝負でござる」です。
 そして、花火。「紋章拳、ユキカゼ式体術孤流蓮華昇」「斬」ユキカゼです。隠密部隊筆頭です。「ニン」です。リコを背負って紋章術でジャンプ。
 「リコ&ユッキー式砲術、繚乱大百花」花火、とってもきれいです。
 三人にその場を任せ、シンクとエクレは中へ。
 その頃レオ閣下は「ガキの遊びで乱されてたまるか」と、ガウに怒ってるご様子。
 エクレは3バカと対決。何故かミルキーホームズが頭をよぎる。
 シンクはガウルとやっと対戦開始。
 「今すぐに、もうすぐに、僕が絶対助けるから」
 ところで、この世界では、やられるとケモノ玉になるわけだけど、シンクもそうなのだろうか。と、服が切れるところを見て思った。

 次回、ガウの「思うところ」とは、はたして何か。楽しみにしてます。
   ダルキアン

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おまけ:    Another   いぬ日   第4話

   奪還戦を見下ろせる丘

ダルキアン卿「おお、ほむらではないか。帰ってきたでござるか。よしよし」

ほむら   「アン、アン(酒くさいよ~でござる)」

ダルキアン卿「お勤めご苦労であったな。お主もひとついかがでござるか」

ほむら   「アン、アン(いらんわ!でござる)」

ダルキアン卿「ほれ、遠慮するでない」

ほむら   「ング、ング、ング(し、死ぬ~でござる)」

ダルキアン卿「む!ユキカゼ。ロラン殿からの要請でござる。我らも助太刀に向かうでござるよ」

ユキカゼ  「はい、お館様」

ダルキアン卿「ほむらはここにいるでござる。ふふ、酒は置いてくから全部飲んでもいいでござるよ」 ヒュン

ユキカゼ  「じゃあね、ほむら」 ヒュン

ほむら   「キューン、キューン(ヴエエ~、ぎぼちわるい~、だずげで~、びどりにじないで~、でござる)」

  勧められても断る勇気は大事だね

         おわり
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花咲くいろは 第4話「青鷺ラプソディー」 を観て

 このアニメは、緒花の感性と成長を描き、緒花の視点で進んでいくんだけど、それと同時に緒花の周りの人々を、ただ単に緒花の成長を見せるための存在として描くのではなく、それぞれが緒花からは独立した人生と物語を持ってるものとして、緒花の物語と交差しながらも並行するようにドラマを描いている。例えば、前回の次郎丸の話でも、緒花が輝きたいを発見するためのものという側面も持っているが、同時に次郎丸を主人公にした次郎丸の物語でもある。民子、菜子にもそれぞれのドラマがあり、それはもう第1話から始まっている。そして、アニメが焦点をあてると膨らみ、物語としてひと段落つけた後も、それは続いていくことと思う。
 今回焦点が当たったのは、民子の恋愛物語。今回はその序章と言ったところだけど、ずるずると長引くことは無く凝縮して、何らかの決着を見せることと思う。徹と緒花のコンビなんかは、最初憎らしかった男にだんだん惹かれていく少女漫画の王道としても面白そうだけど、それをやり出すとこのアニメのカラーが全然違ったものになってしまうし、もうそれだけで物語が埋まっちゃうから、絶対ないと思う。
 さて、民子です。
 民子は徹に惚れている。きびしくて一所懸命で本当は優しい徹に。徹はその通りの人。惚れちゃうのも無理はない。徹を嫌う緒花は鈍すぎる。今回の配膳のときだって、明らかにあれは徹の優しさが表れていたのに。それはともかく民子は徹が好きなんだけど、告白したり、つき合ったりという願望を持っているのかどうかはわからない。今は、ただ一緒に仕事をしているという関係がベストだと考えているように見える。状況が状況になると勢いで告白しちゃうような雰囲気はある。「こう、一気にずぶっと」のところで、民子が変なことを考えてたのかどうかはちょっとわからなかった。風呂場で緒花にばれて真っ赤になった。民子の乙女な一面。緒花は民子を評して、口下手なだけで本当はいい子。ちゃんとわかっている。同室で彼女のがんばりがわかるから。だから仲良くなりたいと思っている。徹も民子のいいところはちゃんとわかってるはず。徹に民子への恋愛感情があるかどうかはまだわからない。あと、今回登場した結名。彼女の言ってたかっこいい人とは、まず徹のこと。今回ラストで徹が結名をバイクに乗せてどっかへ行ったけど、結名がおねだりして徹はただ引き受けただけと勝手に予想。次回、民子は赤裸々な状況になる模様。また、緒花が吹き込んだ「エッチですよ」はどう作用するのか。
 菜子。
 菜子と緒花がいい感じの友達になってた。菜子の方から寄り道を誘う。「引っ込み思案を変えたくて~」は、緒花を信頼してるから語ることができた。あだ名のエピソードでの回想シーン。みんち(ゃん)と言って固まる菜子に「何、菜子」と振り返るワンカットが、民子の優しさの面を表していて印象的。緒花のあだ名を勝手に予想。ずばり、「おはなっち」
 緒花。
 緒花が孝ちゃんをどう思っているのか。桜の下を通る回想シーンからは、緒花は孝一にときめいているように見える。本人は認めてないけど恋。緒花はつき合うようになって二人の関係が今と違ったものになっちゃうのが嫌なのかな。この先二人の再会があれば緒花は大きく悩むことになるのでしょう。
 緒花に響いたこと。
 結名の「楽しければどっちでもいい」。それと、狐を従えた女の子の神様の進むべき道を照らすぼんぼり。

 今回の構成上の山場はお風呂でした。朝の徹、学校の告白、菜子とあだ名、配膳、これらが伏線となりお風呂で一気にはじけました。観る人に対す予感の与え方がうまいです。

 次回、民子の物語。楽しみにしてます。
   みんち
   
   ---------------------
おまけ:    Another   いろは   第4話

   池のほとり

菜子「あ、緒花さん。ほら、あそこ、青鷺がいるよ」
緒花「え?どこどこ、どこですか菜子さん。それらしきものは見えませんが」
菜子「ほら、あそこだよ。あのまだ小さいの。幼鳥なんだ」
緒花「もしやして、あの灰色の鳥がそうですか。ずいぶんと大人とは違うようで。青い模様もないし」
菜子「青鷺はね、幼い頃はこんなで醜いんだけど、大人になるとあんなに立派できれいになるの。うん、みんちもきっと青鷺のようになれるよね」
緒花「民子さんは今でも十分きれいですが。それに、なんで突然民子さん?私達でいいじゃないですか。あれ、でもそうすると私達が醜いことに?」
菜子「ふふ、そうね、じゃあ、私達が立派な青鷺になれますように」

   そんな午後でした

         おわり
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魔法少女まどかマギカ 最終話「わたしの、最高の友達」 を観て

 シリーズが中盤を迎えた頃から、どんな形でこの物語は終わるんだろうと思ってました。ラスト数話で大きく動くであろうということ、その中でまどかが変身するであろうということだけ予想していました。
 最大の関心事は、まどかがどんな願いをするかと言うこと。
 今回、それが明らかになります。
 魔法少女まどかマギカ最終話、はじまります。

 絶望のほむらのもと現れたまどか。
 「ゴメンね、私魔法少女になる。私やっとわかったの、この命に代えてかなえたいこと。ごめんね、ほむらちゃんに望まれてきたから今の私があるんだね。そんな私がやっと見つけ出した答え」

 「私、すべての魔女を生まれる前に消し去りたい。希望を持つ魔法少女をもう泣かせたくない」
 「私の祈り、願い、かなえて、インキュベーター」

 恐ろしい願い。全ての時間で戦い続ける。魔女を滅ぼす概念として固定される。でも、戦う理由が見つかった。逃げないって決めた。
 「希望になるのよ。私達すべての希望に」

 魔法少女まどかの誕生。

 杖は弓となり、光の矢が天を打つ。雲が消え、青空の天となる。
 無数の矢が過去未来の、あらゆる魔女になる前の魔法少女のもとに飛んでいく。
 ソウルジェムがにごり、力尽きようとするある魔法少女のもと、一本の矢がまどかとなる。ソウルジェムは消滅し、やすらぎと共に少女も消滅する。
 無数の矢が駆ける。過去未来すべての魔法少女のもとに。
 「あなたたちの祈りを絶望で終わらせたりしない。因果はすべて私が受け止める。だからお願い、最後まで自分を信じて」
 そして、ワルプルギスの夜のもとにも
 「もういいんだよ。私が受け止めてあげるから」
 すべての魔女が消滅します。

 月に立つほむら。キュウべえと共に宇宙の再編、まどかの行きつく先を見届ける。
 まどかの祈りがもたらしたソウルジェムが宇宙を走る。一つの宇宙を創り出すほどのこと。それを終わらせるだけの巨大な絶望。地球が絶望に包まれる。
 「ううん、大丈夫。私の願いはすべての魔女を消し去ること
  私だってもう絶望する必要なんてない」
 無数の光の矢が絶望を射抜く。まどかの最後の魔法。それは、自分自身がしょい込んだすべての絶望をけしさること。
 地球を覆う絶望は消え、まどかもまた、この宇宙からその存在のすべてを消し去ります。

 「こんな結末。死ぬより辛い」
 まどかとほむらの別れのとき
 「ううん、違うよ。こうなって過去未来すべての宇宙が見えるの。だからわかるよ、ほむらちゃん。
  ずっと気づけなくてごめん。ごめんね。
  本当のあなたを知ることができた」

 「あなたは私の最高の友達だったんだね」

 「一人じゃないよ。いつでも、どこにでもいるの。見えなくても、聞こえなくても」

 「もう感じ取れなくなっちゃうのに?」

 「あきらめるの早いよ。もしかしたら私のこと忘れずにいてくれるかも。

  大丈夫だよ。魔法少女は夢と希望を叶えるんだから」

 「ごめんね、みんなを迎えに行かないと。ほんのちょっとだけお別れだね」
 ほむらにリボンを預けるまどか。そしてまどかはほむらの前から消えていきます。

 バイオリンを奏でる上条恭介。それを聴くまどかとさやか。
 さやかを救うと何もかも無かったことになる。この未来も消えちゃう。でも、
 「無意味じゃなかったと思う」

 「これでいいよ。もう一度あの演奏を聴きたかっただけなんだ。
  もう何の後悔もない。ひとみじゃしょうがないや」
 「じゃ、行こっか」
 さやかは円環の理に導かれ消滅します。魔女になることのなくなった世界。因果が呪いをもたらす前に消え去るしかないのです。

 「まどか・・・」 ほむらのつぶやき。
 「まどかまどか」 まどかの絵を描くタツヤ。
 まどかの母とほむらの語らい。
 「見えないお友達ってやつ。
  すっごく懐かしい響きだなって。
  リボン、ど直球だわ」
 まどかの弟タツヤにも、少し記憶が残ってるようです。

 夜、ビルの上、ほむらとキュウべえ。
 宇宙は書き換えられた。ほむらの話は一つの仮説して成り立つが証明のしようがない。ほむらの頭の中の夢物語と区別つかないと言うキュウべえ。
 この世界には魔獣が存在します。
 「人の世の呪い、消え失せるわけではない。
  悲しみと憎しみばかりを繰り返す」
 こんな世界でも、
 「かつてあの子が守ろうとした場所なんだ。

  それを覚えている。

  決して忘れたりなんかしない。だから私は戦い続ける」

 ほむらの背に白いつばさ。そして弓を引き、光の矢を放つ。

   「コネクト」 スタッフロール

 Don’t forget.
 Always,somewhere,
 someone is fighting for you.
 -As long as you remember her,
 you are not alone.

 魔獣と戦うほむら。背に黒いつばさ。
 まどかの声が聞こえる。

 「がんばって」


 心に残る最終回でした。まどかとほむら、二人の少女の物語。大団円ではない終わり方。でも、後味はとてもいい。夢の中にいたようです。
 宇宙でのお別れ。ジンときました。まどかの言ってた「本当の奇跡」。それが起こったことがよかったです。
 リボンはたぶんファンサービス。
 この企画がどんな風に立ち上がり、進行していったのかにかかわらず、純粋に一つの作品として存在し得るものになったと思う。
 重い物語だったけど、そのぶん、まどかが魔法少女になり魔法でみんなを救う姿がとびきり輝いていた。これはとてもいい映像でした。
 大好きな作品でした。ありがとうございました。
   最高の友達

   -------------------------
おまけ:    Another   マギカ   第4話

   トイレ
ほむら「・・・・・・・・・・・・」

   着替え
ほむら「・・・・・・・・・・・・」

   お風呂
ほむら「・・・・・・・・・感じる」

まどか『の、のぞいてるわけじゃないんだよ。見えちゃうんだよ。ごめんね、ほむらちゃん。ごめん・・・ドキドキ』

     それは小さな奇跡でした

           おわり
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maruko69号

Author:maruko69号
岐阜県在住
おっさんです。
おまけのパロディは自作です。
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