花咲くいろは 最終話(第26話) 「花咲くいつか」 を観て
とてもいい最終回でした。
一つの物語が閉じていくようで、でも、ここから始まるように。
緒花が喜翆荘に来て見つけたもの。与えたもの。もらったもの。わかったこと。
ぼんぼっている喜翆荘のみんな。
雑巾がけ緒花の木目話の時、スイがクッとなるところは絶妙でした。
エンディングで過去の場面が映ると懐かしく感じたりして、皆が生きていた、そして生きているような感覚が残りました。
ぼんぼり祭りの描写はとても臨場感がありますね。実際のぼんぼり祭りもこんな感じで行われるのかな。女の子の神様がぼんぼりの灯る道を進んで願い札を集めて空へ届ける。
「四十万スイになりたい。」 女将さんなら、女将さんみたいに、を芯にして走ってた緒花の夢にピタリと来ますね。仕事に誇りを持って、一生懸命で、子供っぽくって、最初の夢を忘れない。
これを、いろんな人のぼんぼりが照らしてくれたから見つけることが出来たというところが大切ですね。
スイさん、これはとってもうれしいですよね。
孝ちゃんと会った緒花はもう最初から「言わなくちゃ」モードで、焼きそば屋前の緒花から画面に見えない何かが出てるように感じるんですが、「孝ちゃんが、」、ついに想いを伝えることが出来ました。「大好きです」。って、紅ショウガと青のりのハートマークだ。ブームなのかな。声を揃えての「ありがとうごだいます」が、成立しましたって感じでいいですね。
スイの願いは何だったんだろう。一人で走って来たつもりでいたのは違うって気づいて、「許されるならもう一度」と、喜翆荘を夢見てるみたいだけど。
喜翆荘の歴史と共にあった豆爺、長い間ご苦労様でした。喜翆荘の皆に優しく、愛の人でした。
縁の決断にはちょっと驚いたけど、これは縁の成長。カッコよかった。もっと修行して再開。縁は今は旅館を本心からやりたくなってるんだから、しがらみだとかとは違う。
「母さんの、女将の喜ぶ旅館を、俺、作りたいんだ」
皆も駆けつけると言ってくれて、「バカだねえ」スイさんはとても幸せそうだね。
「飲めよ」って、徹は孝ちゃんにからんでるの、かな?
仲居として働くって、スイは元気だ。体は大丈夫かな?自分が動くのが性に合ってるのはもっともですね。
憎たらしい母でいてあげるに、ありがとうございますの親子関係。絶縁状態からここまで辿り着けましたね。
孝ちゃんは喜翆荘を気に入ってくれて。「旅館も働いてる人達も、お前が見つけたんだな」なんか深いことを言い始めた。居場所は自分で見つけて、自分で作っていくもの、と。イメージできますね。
もし同じになったりしたらって、これってプ、プロポーズ??「お、お、(俺と結婚してほしい)」とか?
でも次郎丸さんが、怒られて可哀想だ。
「私の居場所はここなんだもん」3人娘はパジャマパーティー。夜通し話して、まだ続くみたい。
喜翆荘の板前になることに夢が変わったみんち。
夢が生まれる場所、喜翆荘に戻って来たいなこち。
きっといつかの未来にいるはずだよと喜翆荘を眺めて。
ついに看板が外されて、巴も蓮さんも涙だよ。
「またね、スイちゃん」。豆爺も去って。
人のいなくなった旅館をスイが一人まわって、スイの見た皆がいて人でにぎわう光景になんだかジーンときて。これはぼんぼり祭りの日の光景かな。それとも、スイの夢描いた光景かな。
喜翆荘に、旦那さんに、さようならを告げ、と、
「おーりゃー」。緒花が雑巾かけてるよ。1話を思い出す。
「ちゃんとお世話になりましったって、ここに、喜翆荘にお別れしたくて」照れながら言って、木目の話をして。その後ろでそっと顔に手をやる女将さんが、もう、いいシーンでした。
皆がぼんぼってたからこそドラマが起きて、どこでだってドラマは起こせるけど、
「それでも私、いつかここに帰ってきます」
スイは帰って来るのならと業務日誌を緒花に渡し。嫌ならいいよってかわいいですね。
「私が豆爺の続きを書きます。この業務日誌を。だから必ずここに、」泣きそうな緒花の頬に手を添えて「ああ、待ってるよ」、優しく。「はい」元気に返事して、電車が動き出して。
見送りながら「待ってるよ」ともう一度、スイの立つ湯乃鷺に雪が降りて。
青鷺が飛び、景色が流れる。
とてもいい別れのシーンでした。未来をみる、希望のある別れでしたね。最後はやっぱりこの二人で。スイの「待ってるよ」が胸にしみますね。
そして、スイの言ってた様に皆真っ新なところから初めて。
皆それぞれに自分の居場所を見つけて頑張ってますね。何だかここら辺、すごくジーンとくる。
スイの、皆にこうして歩いて欲しかった気持ちも良くわかる。
緒花も、おもてなしの本を読んで勉強中。
春もつぼみだったけど、まだつぼみでこれから咲こうとしている緒花。
そんなひとつの大切な時期の。
線路の先に湯乃鷺を思いながら。
とても好きなアニメでした。観てると元気が出て来る。
皆が生きてる。それが一番感じるところ。
自分の居場所や輝きたいや恋愛や仲間や、誰もの身近にあって大切なことが、力強く繊細に描かれてた。
後半では特にスイがよく描かれてて、ほんとに素敵なお婆ちゃんでした。
作品全体に散りばめられたユーモアが絶妙なのもすごかったとこ。アクションもよくて、実写じゃ絶対この味はだせないと思う。
緒花は、彼女に感情移入するというよりも、彼女の周りの皆と一緒に彼女に振り回されるという感じで観てました。自分の中の眠ってる部分を叩き起こされるような。その緒花も結構悩みまくってるんですよね。これでまた引っ張り込まれたり。緒花という人物を見て追ってるような感覚。
破天荒なように見えるけど、実はとても繊細で真っ当な感覚や考え方を持ってて、誰の中にも緒花のような部分があるんじゃないかなと思ったりもしました。
本当にいい作品でした。半年間ありがとうございました。

-------------------
おまけ: Another いろは 第26話
ぼんぼり祭り 翌朝
緒花と民子の部屋
緒花 「パジャマパーティーはまだまだ続くのだー♪」
ドカドカドカ
ドア ガチャ
徹 「おいっ、何やってんだ、民子!」
民子 「徹さん!え?何って、あ゛ーーっ、もうこんな時間」
徹 「お前らも」
緒花 「う、・・・うおーーっ、今日も一日ぼんぼるぞーっ」
バタバタ
菜子 「あ~ん、待ってー、緒花ちゃん」 バタバタ
徹 「まったくあいつは」
民子 「ム~~~」
徹 「う、コホン。ほれ、お前も早く着替えて来い」
背中をポン
民子 「あ、」 ホワン
そして午後
喜翆荘 玄関前
孝一 「それじゃ、緒花。ありがとう。来てよかったよ」
緒花 「うんん、私の方こそ、来てくれてうれしかった。ゴメンね、あんまり相手できなくて」
皐月 「私等で最後か。じゃね、母さん」
スイ 「ああ、早く行っちまいな」
皐月 「あー、何々、お客様にその態度」
スイ 「ふん。お前は今回はお客様じゃないよ」
皐月 「フッ・・・じゃ、緒花も、帰って来るときには連絡しなよ」
緒花 「うん」
タクシー ドア バタン
緒花・民子・徹・蓮二・巴・次郎丸・縁・崇子・豆爺・スイ
「ありがとうございました。
またの御越しをお待ちしております」
菜子 「く~~、むにゃむにゃ・・・」
!!!
緒花 「なこちっ!!」
おわり

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一つの物語が閉じていくようで、でも、ここから始まるように。
緒花が喜翆荘に来て見つけたもの。与えたもの。もらったもの。わかったこと。
ぼんぼっている喜翆荘のみんな。
雑巾がけ緒花の木目話の時、スイがクッとなるところは絶妙でした。
エンディングで過去の場面が映ると懐かしく感じたりして、皆が生きていた、そして生きているような感覚が残りました。
ぼんぼり祭りの描写はとても臨場感がありますね。実際のぼんぼり祭りもこんな感じで行われるのかな。女の子の神様がぼんぼりの灯る道を進んで願い札を集めて空へ届ける。
「四十万スイになりたい。」 女将さんなら、女将さんみたいに、を芯にして走ってた緒花の夢にピタリと来ますね。仕事に誇りを持って、一生懸命で、子供っぽくって、最初の夢を忘れない。
これを、いろんな人のぼんぼりが照らしてくれたから見つけることが出来たというところが大切ですね。
スイさん、これはとってもうれしいですよね。
孝ちゃんと会った緒花はもう最初から「言わなくちゃ」モードで、焼きそば屋前の緒花から画面に見えない何かが出てるように感じるんですが、「孝ちゃんが、」、ついに想いを伝えることが出来ました。「大好きです」。って、紅ショウガと青のりのハートマークだ。ブームなのかな。声を揃えての「ありがとうごだいます」が、成立しましたって感じでいいですね。
スイの願いは何だったんだろう。一人で走って来たつもりでいたのは違うって気づいて、「許されるならもう一度」と、喜翆荘を夢見てるみたいだけど。
喜翆荘の歴史と共にあった豆爺、長い間ご苦労様でした。喜翆荘の皆に優しく、愛の人でした。
縁の決断にはちょっと驚いたけど、これは縁の成長。カッコよかった。もっと修行して再開。縁は今は旅館を本心からやりたくなってるんだから、しがらみだとかとは違う。
「母さんの、女将の喜ぶ旅館を、俺、作りたいんだ」
皆も駆けつけると言ってくれて、「バカだねえ」スイさんはとても幸せそうだね。
「飲めよ」って、徹は孝ちゃんにからんでるの、かな?
仲居として働くって、スイは元気だ。体は大丈夫かな?自分が動くのが性に合ってるのはもっともですね。
憎たらしい母でいてあげるに、ありがとうございますの親子関係。絶縁状態からここまで辿り着けましたね。
孝ちゃんは喜翆荘を気に入ってくれて。「旅館も働いてる人達も、お前が見つけたんだな」なんか深いことを言い始めた。居場所は自分で見つけて、自分で作っていくもの、と。イメージできますね。
もし同じになったりしたらって、これってプ、プロポーズ??「お、お、(俺と結婚してほしい)」とか?
でも次郎丸さんが、怒られて可哀想だ。
「私の居場所はここなんだもん」3人娘はパジャマパーティー。夜通し話して、まだ続くみたい。
喜翆荘の板前になることに夢が変わったみんち。
夢が生まれる場所、喜翆荘に戻って来たいなこち。
きっといつかの未来にいるはずだよと喜翆荘を眺めて。
ついに看板が外されて、巴も蓮さんも涙だよ。
「またね、スイちゃん」。豆爺も去って。
人のいなくなった旅館をスイが一人まわって、スイの見た皆がいて人でにぎわう光景になんだかジーンときて。これはぼんぼり祭りの日の光景かな。それとも、スイの夢描いた光景かな。
喜翆荘に、旦那さんに、さようならを告げ、と、
「おーりゃー」。緒花が雑巾かけてるよ。1話を思い出す。
「ちゃんとお世話になりましったって、ここに、喜翆荘にお別れしたくて」照れながら言って、木目の話をして。その後ろでそっと顔に手をやる女将さんが、もう、いいシーンでした。
皆がぼんぼってたからこそドラマが起きて、どこでだってドラマは起こせるけど、
「それでも私、いつかここに帰ってきます」
スイは帰って来るのならと業務日誌を緒花に渡し。嫌ならいいよってかわいいですね。
「私が豆爺の続きを書きます。この業務日誌を。だから必ずここに、」泣きそうな緒花の頬に手を添えて「ああ、待ってるよ」、優しく。「はい」元気に返事して、電車が動き出して。
見送りながら「待ってるよ」ともう一度、スイの立つ湯乃鷺に雪が降りて。
青鷺が飛び、景色が流れる。
とてもいい別れのシーンでした。未来をみる、希望のある別れでしたね。最後はやっぱりこの二人で。スイの「待ってるよ」が胸にしみますね。
そして、スイの言ってた様に皆真っ新なところから初めて。
皆それぞれに自分の居場所を見つけて頑張ってますね。何だかここら辺、すごくジーンとくる。
スイの、皆にこうして歩いて欲しかった気持ちも良くわかる。
緒花も、おもてなしの本を読んで勉強中。
春もつぼみだったけど、まだつぼみでこれから咲こうとしている緒花。
そんなひとつの大切な時期の。
線路の先に湯乃鷺を思いながら。
とても好きなアニメでした。観てると元気が出て来る。
皆が生きてる。それが一番感じるところ。
自分の居場所や輝きたいや恋愛や仲間や、誰もの身近にあって大切なことが、力強く繊細に描かれてた。
後半では特にスイがよく描かれてて、ほんとに素敵なお婆ちゃんでした。
作品全体に散りばめられたユーモアが絶妙なのもすごかったとこ。アクションもよくて、実写じゃ絶対この味はだせないと思う。
緒花は、彼女に感情移入するというよりも、彼女の周りの皆と一緒に彼女に振り回されるという感じで観てました。自分の中の眠ってる部分を叩き起こされるような。その緒花も結構悩みまくってるんですよね。これでまた引っ張り込まれたり。緒花という人物を見て追ってるような感覚。
破天荒なように見えるけど、実はとても繊細で真っ当な感覚や考え方を持ってて、誰の中にも緒花のような部分があるんじゃないかなと思ったりもしました。
本当にいい作品でした。半年間ありがとうございました。

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おまけ: Another いろは 第26話
ぼんぼり祭り 翌朝
緒花と民子の部屋
緒花 「パジャマパーティーはまだまだ続くのだー♪」
ドカドカドカ
ドア ガチャ
徹 「おいっ、何やってんだ、民子!」
民子 「徹さん!え?何って、あ゛ーーっ、もうこんな時間」
徹 「お前らも」
緒花 「う、・・・うおーーっ、今日も一日ぼんぼるぞーっ」
バタバタ
菜子 「あ~ん、待ってー、緒花ちゃん」 バタバタ
徹 「まったくあいつは」
民子 「ム~~~」
徹 「う、コホン。ほれ、お前も早く着替えて来い」
背中をポン
民子 「あ、」 ホワン
そして午後
喜翆荘 玄関前
孝一 「それじゃ、緒花。ありがとう。来てよかったよ」
緒花 「うんん、私の方こそ、来てくれてうれしかった。ゴメンね、あんまり相手できなくて」
皐月 「私等で最後か。じゃね、母さん」
スイ 「ああ、早く行っちまいな」
皐月 「あー、何々、お客様にその態度」
スイ 「ふん。お前は今回はお客様じゃないよ」
皐月 「フッ・・・じゃ、緒花も、帰って来るときには連絡しなよ」
緒花 「うん」
タクシー ドア バタン
緒花・民子・徹・蓮二・巴・次郎丸・縁・崇子・豆爺・スイ
「ありがとうございました。
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