機動戦士ガンダムAGE 第24話 「Xラウンダー」 を観て

 アセム、ゼハート、ロマリーの再会は思わぬドロドロ展開だけど、これぐらいの好きですよ。悩んで先に進む青春模様。
 新ウェア、ダブルバレットのデビュー。ミサイル攻撃がいいし、巨大肩サーベルの回転切りも面白いし、強いガンダムらしさがいいです。
 マジシャンズエイト。敵のパイロットはやっぱり重要ですね。掘り下げて描いてるわけじゃないけどキャラの味が出てた。
 そして、復讐に生きたが故に迎えたグルーデックの最期。彼の生き様は肯定されるものじゃないかもしれないけど、惹かれるものがありました。

 27年ぶりの再会は酒場で。
 かつて二人とも似た思いを胸にヴェイガンと戦ったグルーデックとフリット。懐かしさもひとしおでしょう。
 もうグルーデックの中で復讐は終わってるけど、連邦にヴェイガンと繋がっている者がいるとの情報をフリットに伝えるために。証拠は明日、多分これからお得意のハッキングで入手ですね。
 明日が雨と断定するとこが、何気にコロニーであることのSFらしさが出ています。

 アリーサは明るく優しく、本当にいい子ですね。
 差し入れして、励まして、いい姉さん女房になりそうだけど決まった運命には抗えないのが残念だ。ウルフに見つかってびっくりするとこ、可愛かったですよ。

 彼女の勧めで一人ぶらつくアセムだけど、そう簡単に晴れるものでもありません。楽しかった学生時代に対する今の現状、ロマリーの気持ち、父のこと、自分の力の無さ、様々な悩みに鬱屈しそうだけど、これらは象徴するとこの年代に共通のものかもしれませんね。

 振り返るとゼハートが。最初、アセムの妄想かと思いました。
 ゼハートの説得は、「私が私らしくあるため」と自分の為です。だけど、戦いから退いて優しかったあの頃のアセムらしいアセムでいて欲しいとの願いに偽りはないでしょう。銃を突きつけたけど邪魔が入らなかったとしても撃てなかったと思います。
 ゼハートがアセムの為に戦士になれないと焦ってるのは、この前の戦いで指揮を丸投げしてアセムにかかりきりになって失敗した経緯も関係してるでしょうね。
 アセムは、戦って結果を出すしか自分を認めてもらえない、と。聞いててちょっと切なくなりました。確かにその思いで大人になっていくのも大切なこと。でも、軍人に自分を限定するのは視野を狭くしてる気も。モビルスーツ鍛冶のアスノ家なんだから、エンジニアとして頑張る道もあるんじゃないかな。

 ロマリーはアセムの後を付けていたんですよね。
 前回のことでアセムと話をする機会を窺ってたんでしょうが、ゼハート登場にびっくりして、銃が出たとこで止めに入った。そして、
 「私、ずっと会いたかった」。その気持ちをストレートに伝えるロマリーは悪くない。アセムは自分の気持ちを伝えてないんだし、ロマリーもこの言葉が恋の表明との意識もないでしょう。
 でも、アセムはドドーンと落ち込まずにはいられませんね。こうなるとやっぱりアセムに同情的になってしまう。キレて銃を奪いロマリーに連絡を命じる彼は見苦しいけど同情してしまう。立ちふさがるロマリーは恋ゆえにでしょう。昔の様に三人仲良くとの思いもあるかもしれないけど、戦争中であることをすっ飛ばす強い愛の表れですよね。
 こんなに泥臭い展開になっていくとは思ってなかったからちょっとびっくりしたけど、これぐらい突き進んだ方がいいですね。これからどうなっていくのかの興味が強くなりました。

 ゼイドラを池の中に隠してた。もう、ほとんど手品の領域だよ。
 コロニーの外に逃げたゼハートを追うウルフ隊。
 失恋の激情にかられたアセムと、「私が私である為に」のゼハートの鬼気迫る対決。それを止めたウルフがなんだか先生のように見えた。
 マジシャンズエイト登場。こういった敵味方の顔がちゃんと見えた戦闘はやっぱり燃えますね。
 フリット参戦でゼハートを相手に。Xラウンダー同士の戦闘にアセムは置いてけぼり感がありますね。が、
 新ウェア、ダブルバレット、デビュー。で
 「よーし」アセムが一気に元気になった。換装を邪魔させないようウルフが何気にいい仕事してたりも。
 強力ダブルビームをぶっ放し、巨大肩サーベルの回転切りで2機を一気に粉砕。さらにミサイル発射と、これは強い。鮮烈なデビューとなりました。AGEで登場したモビルスーツの中でこれが一番好きかも。ミサイルの描写、よかったですよ。
 そのミサイルに恐怖を浮かべるミンクがまたよかった。彼女はゼハートに助けられ命拾い。いいキャラだと思うので、今後楽しみです。

 アセムはしかしこれでもゼハートとの差を感じてますね。強くなることに囚われた彼に悲劇の予感がして仕方がない。
 通路でロマリーとすれ違うとこ、二人の気持ちがとてもうまく描写されていて良かったですよ。
 モビルスーツの頭を捕獲したフリットはヘルメットに注目してましたが、なにやら恐い予感がします。

 グルーデックに最期の時が。
 刺される時のヘッドライトの影を生かした演出が寂しさと悲しさを倍増させます。
 刺したのがあの時の息子だとわかると、その重みが一気に来ました。あの子のその後は気になってたんですが、本当に悲劇的な人生だったようですね。
 「そうか。重い荷物を背負い続けてお前も疲れただろう。
  すべて今日で終わりにしよう。
  これでお前は自由になれる」。
 その言葉は実にグルーデックさんらしく、非情さの中に優しさのあるもので。
 戦争の悲劇の中、復讐に燃えて突破口を開いた彼の生き方、最後も彼らしく復讐を受け入れて、肯定すべきでないのかもしれないけど尊い人生だったと思います。
 フリットは自分と同じように復讐に生きる彼を最も敬愛してたでしょうね。大人になってから見せることのなかった感情の宿った目をして悲しむフリットにまだその底に残ってた人間らしさが感じられます。

 グルーデックの人生のこの閉じ方はとてもよかった。フリット編はやっぱりグルーデックの物語だったとの思いが蘇って来ました。
 連邦にヴェイガンが入り込んでるということで物語の様相が変わっていきそうなのも楽しみですね。グルーデックが証拠を消去した理由も興味があります。
 アセム達三人のドラマもどこに向かっていくのか気になりますね。

 あと、これは私事なのですが、
 このブログは4月から休載したいと思ってます。忙しくなるので書く時間がとれなくなりそうで、誠に勝手ながら休ませていただきます。拙いブログでしたが、読んでいただいた方、本当にありがとうございました。
 そんなわけで、途中で心苦しいのですがAGEの記事は今回が最後になります。
 AGEは突っ込みどころ満載な点に限らず、好きで楽しく観てるアニメです。フリット編にドラマがなかったことや、エミリーとフリットのことやファーデーンや色々不満もあるけど、宇宙にはやっぱりロマンがあるし、全体に勢いがあっていいと思います。特にここ最近はドラマもあるし、勢いも加速していて楽しいです。
 何より、戦闘シーンをカッコよく見せようと頑張ってるのがいい。手書きで毎週あれだけのものを見せるのは大変なことだと思います。
 貴重な手書きロボットアニメの灯を消さないよう、最後まで頑張って駆け抜けて欲しいと思ってます。
   グルーデックさん

       ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おまけ:    Another    AGE   第24話

     ソロンシティ

ロマリー「アセムお願い。銃をおろして」

アセム 「う・・・・、
     わかった。その代り・・・、
     その代り、俺とつき合ってくれ、ロマリー」

ロマリー「え?!  ・・・・・・アセム」

アセム 「ロマリー」

ロマリー「アセム・・・、
     そんな、銃で脅して強要するアセムなんて、
     大っ嫌いーーーーーーー!!!」

アセム   ガーン

ゼハート「フフフ。だから言ったのだ、お前は戦いには向いてないと」

アセム 「うるさい!」

     いつか三人とも笑い合える日がくるのを願って

                       おわり
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機動戦士ガンダムAGE 第23話 「疑惑のコロニー」 を観て

 今回は素直に面白かった。

 地球の企業がヴェイガンに部品提供してた。
 テクノソロンにどんな利益があるのかが謎ですね。ヴェイガンが地球制圧したあかつきに優遇されるってことなんでしょうか。あの社長さんは一癖ありそうだからそれだけじゃないような気もしますが。

 ソロンシティに潜入調査。
 証拠が見つかったら武力行使ということで、市民の犠牲がテーマに。
 戦時中ということを考えるとやっぱりフリットの判断が正しいのかな。でも、市民の犠牲を最小限に抑えるのも軍としては当然考えるべきでしょう。フリットのヴェイガン憎しを根底とする地球の為の判断が全て肯定されるのか、それとも誤りを含むものになるのかもう少し見守ってみたいですね。

 ミレースが交渉してる隙にウルフが潜入調査を。
 往年の二人が年取っていい雰囲気なんですが、今からでも結婚しないでしょうか。
 さて、潜入したウルフですが、
 天井に張り付いてる。って忍者ですかあなたは。でも、こういった遊び心っていいですね。これからもちょくちょく遊びを入れていってくれると嬉しいです。

 ウルフはバレバレで敵に囲まれピンチに。でも「イヤッホー」、アクションスターばりの身のこなしで脱出だ。この身のこなしが身体能力が高くとも中年ながらのドタドタ感が出ててうまい演出。発見されるのが早かったのはディーヴァってことでゼハートから警戒するよう指示が出てたからでしょうね。

 アセムはついに反抗期に。
 これまで父にコンプレックスを抱きながらも逆らうことのなかったアセムだけど、ゼハートからの指摘やウルフの「お前はお前」で、ようやく始まった親離れの表れでしょうね。ロマリーと話をしに来て、フリットに帰るよう言われるも逆らって、フリットの方が折れた。
 そして、証拠発見でモビルスーツ出撃にアセムは市民の安全を考えてフリットに意見を。
 フリットとしてはアセムの言う事は重々承知の上での決断。ブリッジの人達もアセムと似た心情はあるんでしょうが、フリットの考えも理解してるでしょうね。アセムのまだ子供であるとこ、若さがほとばしったよう。父への反感も垣間見え。
 躊躇が最悪な結果を招くと説得してもアセムは納得いかず命令放棄でディーヴァの外に。これが初めての親子対立ですね。そのアセムを追うよう促すクルーやそのロマリーに優しさがみえるとこがなんかいいです。

 オブライトやアリーサもカッコよく。
 彼等もだんだん成長してるようで、ヴェイガン相手に頑張ります。ガンダムの陰に隠れてなかなか目立てないけど、これまでも彼等の戦場での様子とか結構描いてたし、彼等の成長を丁寧に追ってるとこは好印象ですね。
 あと、オブライトとレミのカップルも楽しい雰囲気を持ち込んでくれていいですね。レミは狙いすぎな気もするけど、やっぱり可愛いものは可愛いですよ。

 ロマリーが追ってきて。
 「アセム。あなたの言ってる事は正しいと思う。
  でも、今は戦争なのよ。
  みんな悲しいのに耐えている。
  司令だってそう。私だってそうなの」
 ロマリーは意外とアセムよりもずっと大人ですね。ちゃんとわかってる。そしてこのセリフにはアセムへの優しさも含まれててとてもいいセリフだと思う。アセムが「逃げてる」ことを言葉にしなかったのがいい。
 しかし、「ゼハートだって」と付け加えたことで。
 アセムは敵になったゼハートと何度も言葉を交わしてるから、これには頷けませんね。ここはやっぱりアセムの方が正しくゼハートをみてるような気がする。ロマリーの中では学生時代のイメージで美化されてる。でも、本当のゼハートがどうなのか、これにはゼハート自身も目を瞑ろうとしてるきらいがあるし、まだ判断はできませんね。
 ゼハートを否定され、彼の好きなロマリーは悲しくて涙を。
 ここはロマリーの気持ちや、アセムの傷つけるつもりがなかったのにとか、恋敵のことで泣かれてるやるせない気持ちとか、二人の感情や複雑な状況がよく伝わってくるとてもいいシーンになってたと思う。
 「今は君を守るよ」。ロマリーがゼハートを好きなのを認めながらも、見返りを求めずにそれでも好きなロマリーの騎士になろうとするアセム。もう、切なすぎます。カッコいいです、アセム。

 心の中が色んなもので煮えたぎってるアセムは、それを戦いにぶつけるように。
 もう、ヴェイガンを圧倒。この戦闘シーンは熱かったです。アセムの心情がヒリヒリと伝わってくる。
 そして、
 この番組が始まって以来確か初めて、主人公が敵パイロットを死亡させる描写がはっきりと。
 今回初めてなのに意図があるのか、単なる路線変更なのかわかりませんが、やっぱりこの描写があるのとないのとでは大違いですよね。やはり戦争を描いてるんだし、主人公だって多くのパイロットを殺してる描写が無ければ重みが全然でてきません。これからは出来るだけやられる敵パイロットも描いて欲しいですね。

 「ご心配をおかけしました」。
 帰ってニッコリのロマリー。一人前になりつつあるようで、見てて気持ちがいいですね。
 一方のアセムは拘束室に。
 ウルフの厳しい言葉もアセムを成長させるもの。アセムが苛立ってるのをウルフが陰で「ふっ」と笑うとこが、そうやってもがいて大きくなれよ、といった感じでいいですね。

 一方のゼハート達。
 前回の作戦失敗を責められてるけど、これは当然、やっぱりゼハートの責任ですね。作戦が実際お粗末すぎた。
 マジシャンズエイトも3人になちゃったみたいだし、怒るのも無理が無い。で、なかなか癖のありそうな3人で、アセム達との対戦が楽しみです。

 グルーデックが刑期を終え出獄。
 どこのカサンドラかと思わせる監獄、そして出獄時のグルーデックの無駄にカッコいいカット、とこれまた遊び心があって楽しいです。
 そのグルーデックとフリットが酒場で再会、はたしてグルーデックの復帰はあるのでしょうか、で、次回。

 今回は何だかこの作品が一皮剝けたように感じられる一話でした。
 面白かったですよ。
 ロマリーとアセム、ゼハートの物語も思ってたよりも深くなりそうだし、楽しみにしてます。
   あいつはヴェイガンなんだ

        --------------------
おまけ:    Another   AGE   第23話

    ソロンシティ  街なか

アセム (今は、君を守るよ・・・)
    「ロマリーーーー! 君を守る為に戦うよーーー!」

ロマリー「わーーー、
     恥ずかしいから声に出して言わないでー」

                          おわり
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機動戦士ガンダムAGE 第22話 「ビッグリング絶対防衛線」 を観て

 地球侵攻を許すか阻むかの一大決戦。
 両陣営の司令官が自ら出撃って戦争としてどうなのよと思いながらも、
 フリットAGE-1の登場シーンはカッコよかったですよ。

 イゼルカント様がどうも胡散臭く感じられる。
 我々だけの新世界を創るって、悪魔呼ばわりしてる地球人を全滅させるつもりなのか。
 ヴェイガンだって人だし彼等の新世界になったとしても戦いの歴史が永劫に終焉するとは思えないし、そこら辺はまだ何かあるのかな。ゼハートだってあれだけでイゼルカントに心酔したわけじゃないと思うし。

 壮大な物語の始まり。だけど、この25年何をしてたんだヴェイガンは。
 司令部がヴェイガンが主要3人、連邦がフリット達2人とちょっと寂しい一大決戦。モビルスーツは沢山出てるけど名も無きパイロットの描写がないから戦争って感じがいまいち伝わってこない。マジシャンズエイトって大層な名前を付けたんだから、パイロットも設定した方がいいんじゃないかな。

 さて、そのXラウンダー部隊もフリットの戦術で封じ込められ。これは数を送って囲んでしまえという感じか。
 アセム達もマジシャンと接触するけど援護で助けられる。また、ウルフがアセムに自信をつけさせるところはいいですね。
 マジシャンズがダメでゼハート自ら出撃と早くも敗色の気配。デシルも行く、と自由な人ですねデシルは。

 デシルは黒だけど3倍だ。
 3倍兄弟に対しノーマルのウルフとアセムじゃ敵わないのがやっぱり現実。と、
 「ですよね」。フリットが出撃だ。
 アセムのピンチをビームで救い、宇宙を流れる青い光。フリットAGE-1の登場はカッコよかったですね。フリットは連邦唯一のXラウンダーなのかな。ブランクなんかものともしませんね。自分を撃ての件は見え見えだったからできたらデシルには避けてほしかったけど。

 25年目の対決、デシル対フリット。
 あの時は情けを掛けたけど、やっぱりずっと怒りが煮えたぎってますね。それが今のフリットの在りようを決定づけたこと。というか、フリットの心の中はずっとユリンのことで一杯だったみたいで、嫁のエミリーがとても可哀想だよ。
 因縁の対決、実力はフリットの方がやっぱり上ですね。と、アセムを攻撃でフリットの気を逸らすデシルもなかなかの策を。でも、援護隊を使っての策で、フリットはデシルの手足を一刀両断。
 今回もフリットの勝となりました。デシルは成長して小物感がでてきたけど、はたしてフリットに勝てる日は来るのかな。

 かわいいひよっ子達を放ってはおけない。
 ウルフ隊長はアセムを残しアリーサ達のもとへ。アセムなら何とかするとの判断は間違ってないと思いますよ。
 オブライト達はフォーメーションを組んでのチーム戦だけど、そこにアセムがいなくても気に留めないとこに彼等とアセムの距離感が出来てる。アセムもチームの一員として纏まっていく展開がこの先あるといいんですが。

 アセム対ゼハート。
 ゼハートは戦いの大局なんか無視でアセムに個人的執着強すぎ。司令官がこれでは勝てるわけがないですね。
 前回の戦いでアセムを助けたゼハートはその自分の甘さを振り切ろうとしてるよう。
 アセムは自分なりに強くなってゼハートの場所に立てるようにと、そして今再びゼハートと交わって彼のするのはゼハートへの叫び。戦争が無ければ友達でいられたのにと。生まれた場所が違うだけで戦わなければならないのかと。
 ゼハートは自分の為だけに戦うアセムには理解できないと。でも、アセムは今それを乗り越えてるところ。
 ゼハートの戦う理由はイゼルカントの理想、戦いの連鎖を断ち切った新世界の為、でいいのかな。命を懸けてもやり遂げたいこと。
 今回は勝負よりも会話に忙しかったかな。でも、こんな風にこれからも少しずつ互いを考えてやがて理解していくんじゃないでしょうか。
 ゼハートはアセムを殺して自分の甘い部分を払拭したいみたいだけど、はたして。

 司令官が戦ってる間に戦艦が落されヴェイガンは撤退って。
 ゼハートに後を任されたダズ達が無能だったんでしょうが、やっぱりゼハートの作戦があまりにお粗末にみえる。数的有利とXラウンダー部隊の投入だけ。不利になったら大局そっちのけで自ら出撃でアセムにかかりきり。ゼハートはもっと出来る人と思ってたんだけど、ゼハートのこのダメさもドラマを作っていくということなのかな。
 アルグレアスは優秀なんだろうけど、モニタを見て移動指示を出すだけで勝っちゃうというのもなんだか。

 帰艦したアセムにフリットは合理的にと冷たい言葉。
 フリットはアセムを息子として気にしてる面も見えてたような気がするけど、やっぱりヴェイガンへの復讐に駆られちゃってるかな。
 アセムは父に反感を覚え、今まで目標だった父からやがて否定する相手へとなっていく予感。で、次回。

 ビッグリングが落ちなかったから地球に降りるのは先になっちゃいましたね。いっそ地球無しで最後まで行っちゃうのも潔くていいかもしれない。
 フリットのおっさんパイロットぶりはなかなかよかった。一度見逃した相手に殺意満々なのはちょっと違和感があったけど、そういうこともありますよね。
 ゼハートはイゼルカントに心酔だけど、こちらもやがてイゼルカントを否定する流れがあるのかな、と思ったりも。
 とにかく、ゼハート頑張れ。
   フリット対デシル

        ---------------------
おまけ:    Another   AGE   第22話

     反省会

ゼハート「仕方あるまい。
     我々はフリットの力を見くびってたのだから」

ダズ  「まったくですな」

メデル 「いやはや。
     今回の敗戦は全く持って仕方のないことですな」

       ハハハハハ・・・

デシル 「お前ら、そろいもそろってダメダメだな。
     こりゃ、次の司令官は俺で決まりかー。
     ヒャーハッハッハッ」

ゼハート・ダズ・メデル 「ぐっ・・・」

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機動戦士ガンダムAGE 第21話 「立ちはだかる幻影」 を観て

 ゼハートとの圧倒的な壁にフリットへのコンプレックス、おまけにロマリーには奈落に突き落とされてボロボロのアセム君。
 そんな悩める彼に「お前はお前だ」と、さすがウルフ隊長、正しい方向に導いて。
 本来のアスノ家はマッドーナ親子の様にあるべきなんじゃないかなと思ったり。
 ロマリーの入隊理由は気になってたんですが、ここまであからさまにそっちに傾いてたとは。でも、アセムは可哀想だけどこの方が楽しそうですよね。

  ゼハートとの壁、Xラウンダーにムシャクシャするアセム。「うさばらし」って、さすがウルフ隊長はわかってる。
 そしてビックリングへ。21話目にしてようやく地球が姿を見せましたね。
 フリットがミレースの上官になってるのはちょっと嫌な光景だけど、ウルフとはウインク、仲はいいみたい。

 フリットはアセムを大切に思ってはいるんだろうけど、戦力としての期待、Xラウンダーにも血でなれるはずだと、その方向を大きく誤っているような。訓練プログラムも戦力増強にひた走ったものだし。
 アスノ家はモビルスーツ鍛冶なんだから、エンジニアとしてアセムを育てるのが本来のはず。ヴェイガンへの憎しみから道を踏み外してアセムはその犠牲になってるんじゃないかな。
 ただ、ゼハートとの接触、その友情の為にガンダムで近づくのは、アセムの中から湧き出るもの。いずれは父を否定すると思うけど、ガンダムのくれた機会を感謝する、そんな先も見えてくるような。

 「次世代型パイロット特別訓練プログラム」。
 オブライトの説明がまんまだったり、あと、今回登場のメカニック、レミに一目ぼれしたり、オブライトは意外と面白いキャラなのかも。レミも可愛かった。
 アセムはXラウンダー敵性に興味深々。マックスも悔しくて参加ですね。

 アセムとロマリー、久しぶりの話す機会。
 「戦う」はゼハートを思い出すキーワード。
 そしてゼハートとアセムが話せた事を知ったロマリーの口から、「いいなぁ」。
 もうこれで明白、ロマリーはゼハートに会えるかもしれないから軍に入ったんですね。アセムとゼハート、どっちかなと思ってたんですが、もうゼハート一直線なような。アセムは大切な友達ポジションか。
 いや、ロマリーは悪くないですよ。ロマリーが彼に恋しちゃったんなら仕方ない。好きなら両天秤にかけずに学生時代にもっと早く告白しなさい、とも思えるけど、多分卒業式の別れで初めて好きだと気づいたんでしょう。告白しなかったアセムにも少しは責があるし。
 哀れ、アセム君。ちゃんとフラれたとわかる感性の持ち主で、ショックで愕然としちゃってますね。その泣きそうな情けない顔、とても人間らしく、いいキャラになってきてるなと思いましたよ。頑張れ、アセム。

 Xラウンダー敵性がD。
 で、ゼハートには恋に破れた上に戦いで追いつく見込みも無くなり、もうグレるんじゃないかのアセムは父の慰めも逆に腹立たしく。まだ子供だなと思わせるアセムだけど、
 「お前は頭で考えすぎなんだよ」。
 ウルフ隊長が憂さ晴らしに連れてったのはお馴染みのマッドーナ工房。

 奥さんの方はあまり変わってないような。そして息子のロディ登場、人懐っこい人ですね。
 ムクレドとロディの打ち解けたやり取りは、アセムとフリットの親子関係とは全然違って。
 二代目の気持ちのわかるロディはアセムにアドバイスしてくれるいい人だ。
 モビルスーツいじりが好きでこの道に入ったこと。本来ならアセムもこうしてモビルスーツ鍛冶になるべきだったんだけど。
 親父が壁であり、尊敬し、追いつきたいこと。ここら辺はアセムに似てますよね。
 そして、越えられないかもしれないけど、「僕にしか出来ない事は確かにあるんだ」と。

 そのロディが作ったのは「戦闘シュミレーションマシン」。何故かムクレドはこの分野がさっぱりで、まあ、新しい世代が新しものをとをということで。
 AGE-1とゼイドラの戦闘データが入ってて、アセムはゼハートとフリットとの仮想対戦。これはかなりゲーム的ですね。
 「親父に勝つチャンスだぞ」。ウルフは焚き付け方がうまい。
 フリットの真似をする必要はなく、「お前はお前の出来ることをやればいいんだ」と。
 誰にも教わらずヴェイガンを倒した初戦闘、その意味するところも何かありそうですね。戦闘センスの良さはウルフに共通するものかも。「自由に、自分の思うように」。
 実力差は歴然、アセムはやられるけど、でも再挑戦して「俺なりに強く」。悩みが吹っ切れて自分の道を歩み出したようですね。
 父のようにとのコンプレックスから踏み出して、本当の巣立ちが始まったようです。
 いずれはXラウンダーを凌駕する存在になるのか、だとしたらその根底になる力は何なのか、そんな先のことも思いながら。

 一方、ヴェイガンは地球侵攻のためにビックリング攻略作戦を開始し、次回へ。

 次回は一大決戦になるみたいですね。
 もし地球を舞台にした戦闘が今後用意されてるのだとしたら、それはヴェイガンがビックリング攻略を成功して地球侵攻に踏み切るという結果も予想されます。だとすると、フリットの命が危うくなる可能性も。
 親を越える、というのがアセム編のテーマの一つだと思いますが、戦闘で超えることだけじゃなく、その考え方をも超えていけるかどうか、これも気になります。
 ロマリーを巡る三角関係も面白くなりそうですね。ロマリーとゼハートの再会はいつになるかわからないけど楽しみです。アセムは失恋したけど、より純粋な友情を三人の中に見出していってくれればと思います。
   そっかー。ゼハートと会ったんだ。

       ---------------------
おまけ:    Another   AGE   第21話

     ビックリング

ロマリー 「いいなぁ」
アセム  「え?」
ロマリー 「うんん。なんでもない。
      そっかー・・・。ゼハートに会ったんだ」
アセム   ・・・・・・・・・負け・・・た・・・。
       ガーン ガーン ガーン ガーン・・・

ウルフ  「よっ、アセム」
アセム  「ウルフ隊長」
ウルフ  「見てたぞ~。フラれちまったな。アハハハハハ」
アセム  「笑わないでください」
ウルフ  「まったく、お前は頭で考えすぎなんだよ。
      ついて来い。憂さ晴らし出来るところにつれてってやる」

     マッドーナ工房

アセム  「ここは?」
ウルフ  「まあいいから」
ララパーリ「いらっしゃーい。今日はどうしたの」
ウルフ  「どーも、奥さん。相変わらずお綺麗で。
      実はこいつが女にフラれちまいましてね。
      ちょっと憂さ晴らしの相手してやってくださいよ」
アセム  「え゛っ」
ララパーリ「あら、可愛いボーヤね。いいわよ。ウフフフフ」
アセム  「あの、僕は、あの・・・グスッ」
ウルフ  「わー、なんで泣くんだよ。冗談だよ冗談」

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機動戦士ガンダムAGE 第20話 「赤いモビルスーツ」 を観て

 赤くて3倍のやつが登場ですね。
 「私」ってのがあの人へのオマージュだって今頃気づいたり。
 力の制御でマスクが必要って、取って付けたように感じたり。
 でも、ゼハートはゼハート。観てるうちに意外と気にならなくなった。
 ただ、ノーマルスーツのデザインが何とかならないかなとも。もう、ノーマルスーツなしで出撃して欲しいです。

 デシルとの関係は気になってたんだけど、普通に弟でしたね。
 兄弟で性格正反対。デシルはなんともダメ~な感じの大人に成長してて。これからは捻くれた役割でいろんな局面をつくってくれそうな気も。
 ゼハートとデシルの兄弟対決なんてのももしかしたらあるかもしれませんね。
 ゼハートとデシルじゃ年が離れてるとも思うけど、コールドスリープがあると年齢と生まれてからの年月にずれができますね。

 隕石群でのテスト。
 何だかゲーム画面ぽいですが、ゼハートについてこれなくてゼダスRは退場。
 そして新型、ゼイドラ登場。「赤」の意味も何かこじつけて欲しいなとも。
 マスクはXラウンダーの力を制御する為。ってことは、これから登場するXラウンダーは全員マスク着用なんでしょうか。

 窓の外を観て悩むアセムにアリーサが声をかけて元気づけて。
 こういったシーンがフリットとエミリーの間でもあればよかったのに、とすごく思った。

 岩礁宙域を巡るコースの読み合い。
 オーソドックスなものだけど、こういうのはやっぱりあった方が戦争って感じが出ていいですね。
 敵出現でウルフ隊出撃。
 ウルフは一人一人にアドバイスしていい隊長だ。チームって感じも出てる。
 それにしても敵の攻撃が当たらなすぎるような。ヴェイガン、あまりにもへたくそだよ。

 ゼハートはガンダムに一直線。
 ウルフ隊長は当然ここは自分の相手と思うけどドラドに邪魔され、ゼハートとアセムの1対1に。
 剣を交えてアセムはゼハートだと気づきますね。再会。
 呼びかけるアセム。ゼハートの「私」に「私って何だよ」。
 「友達だって思ってるのは俺だけなのかよ。どうなんだ、ゼハート」。
 「俺だってこのままやられるわけにはいかない」。
 アセムの出した答えは戦うというもの。「かたをつけるんだ」。

 剣劇がらビームの打ち合い、射線上でぶつかって、
 そしてゼハートの渾身のキックが炸裂。ガンダムは隕石に叩きつけられて今回の勝負はゼハートの勝。
 この戦いは観てて熱かった。最終回みたいとも思ったり。やっぱり敵パイロットの描写があるといいですね。

 またも喉元に剣状態のガンダム。
 「これで終わりだ」。で、何故外すんだゼハート。
 Xラウンダーには敵わないから「二度と俺の前に現れるな」で、アセムを見逃すゼハート。

 ゼハートは、アセムを甘いと言っておいて自分だって甘い、相手がわかって撃てるのかと言っておいて自分が撃てない、全部自分に反ってきちゃってるけど、デシルの「お友達を助けたんだろ」を聞いて、いや、ゼハートはこれでいいんだ、こうやって悩んでいけばいいんだと思った。
 ゼハートにとってアセムやっぱり友達。これからもそれを乗り越えようともがくと思うけど、その先に見つけるものが明るいものであればいいなと思います。

 一方のアセムはXラウンダーについて悩んでいて。
 ゼハートと対等になって、やっぱり話がしたいんじゃないかと思います。

 ゼハートとアセムの物語はなかなかいいんじゃないかと思います。あと、ちょっと影が薄くなってるロマリーがここにどう絡んでくるかですね。
 それから、ゼハートは地球制圧の司令じゃなくてガンダム担当ってことにしといた方がヴェイガンに厚みがみえるし彼の出撃も自然に感じられてよかったんじゃないかと思います。
   二度と俺の前に現れるな

     -----------------------
おまけ:    Another   AGE   第20話

    宇宙

ゼハート「私が相手ならなんだ」

アセム 「私?・・・、
     相手?・・・、
     ゼハート、
     悪いんだけど俺、そっちの趣味は、その、アハハ・・・」

ゼハート「なっ!!
     私は・・・、私は変態などではなーい!」
        バシューーーン
      ガンダム ドカーーン
アセム 「うわぁぁぁーー」

ゼハート「・・・、しまった」

                   おわり
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テーマ : 機動戦士ガンダムAGE
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