これはゾンビですか? 第12話「はい、まだ続きます」を観て

 ユーが主役の感動の最終回でした。

 前回ラストで歩に対し、ついに言葉を口にしたユー。もう日常で普通にしゃべるようになるのかと思いきや、そんなに甘くはありませんでした。
 言葉が現実に干渉するのは変わらないわけで、前回口にしたのは、それが現実になることの責任を了承した特別な言葉。沈黙の誓いは継続中のようです。
 口をきくことはできないけど、ユーは、大きな悩みが解決し、歩との信頼も深まり、心がだいぶ軽くなったよう。湯ぐどらしるへ向かう道でも、表情には現れなくても、ウキウキしてることが、視聴者にはメモでわかります。

 プールでは、スクール水着です。原作をまだ読んでないので詳しいことはわかりませんが、たぶん鎧のように魔力の放出を抑える力がその水着にあるが故、着ているのでしょう。スクール水着全般が魔力を抑える力を秘めているのか、あの水着が特別なのかはわかりませんが。前者の場合、あの水着はおそらくどこかで買ってきたことになるが、後者の場合、何らかの方法で生成したことになる。というか、水着の中に鎧を着ているのか?

 そして、浮き輪です。鎧を着ているから浮き輪なのか?
 一般の人が浮き輪を使用している情景を見ても、その人がどんな気分であるのかは、その表情なり発声なりからしかうかがうことはできません。しかし、ユーと浮き輪の組み合わせは特別。それだけで楽しいことがわかります。誰しも、その人のもとにあることによりその人の現在の感情を表現しうる特別なアイテムを持っているのかもしれません。

 間違えました

 ユーはさびしかったのです。だからトモノリたちに『一緒に遊ぼ』とメモを見せたんですね。いや、最初は楽しかったがさびしくなってきた、あるいは、楽しいんだけど大勢で遊んだほうがもっと楽しい。最後が正解でしょうか。やっぱり、無表情から感情を読み取るのは難しいですね。
 もちろん歩にはユーの気持ちがよくわかります。でも、言葉なしにすべてを理解できるということは無く。だから、メモ帳での意思疎通。そんな距離感。
 歩は、楽しく遊ぶユーを優しく見守ります。セラは異常性犯罪者の目と言ってたけど、セラだってわかって言ってるんだと思います。

 プールで遊んでいたユーは、何やらライブステージの方が異様に盛り上がってることに気づき、そちらへ赴きます。歩の隣へ。ステージではハルナが歌ってます。
  「歌いたいのか?」 気持ちを察する歩
   『うん』     メモ帳による意思疎通
言葉を口にすることができないユーには果たせぬ夢。でも、
  「魔力吸引器」
大先生の秘密道具のおかげで、電池のある間、ユーは歌うことができるようになりました。シンデレラのイメージ。

 白のドレスをまとい飛び込み台に立つユー。

  「♪言葉さえ忘れようとして~」

 言葉を口にすることかなわぬユーには、夢のステージ。優しい歌声に観客も聴き入ります。
 でも、夢は覚めるもの。電池がなくなってきます。そこに、
  「しゃーなしだな」
ハルナがユーの手を取り、魔力を分け与え、歌は続きます。
 歩がハレンチ極まりない言葉を口にするまで歌は続きました。

 後日、学校から帰宅する歩。家には、ハルナとセラが作った料理と、ユーの『お帰り』が待っていました。

 じんわりと余韻の残るいい最終回でした。

 あと今回は、ついでにいっぱい、水着やお尻や胸やプロデューサーやネットアイドルや私の歌をきけーやなんかがありました。
   ♪言葉さえ

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おまけ:    Another   ゾンビ   第4話

   湯ぐどらしる

女の子「あ~ん、怖いよー」
母  「見ちゃだめよ、花子」
ハルナ「♪この世はスクランブルエッグ~」
母  「早く逃げるのよ・・・あら?」
ユー 「♪言葉さえ忘れようとして~」
花子 「わー、お母さん。きれーだよー」
母  「いい歌ねぇ。そうね、もう少し見てきましょ」

歩  「世界中の女の子があんな水着を着てくれればいいなぁ」

ハルナ「わー!」
ユー 『ひも』
母  「キャー」
花子 「わぁ♪」
変態 「グヘヘヘヘ」
大先生「あらぁ、危ないわぁ。そうだわぁ。よいしょ。『着せ替えカメラー』チャララチャッチャチャーン。ええい。カシャ」
花子 「わぁ、今度はきれいなお洋服になったー♪」
変態  ピヨーン
   「ママー、おっぱいちゅわせてー」
母  「キャー。キャー」
大先生「あらぁ、そっちの趣味だったのぉ」

   1時間後には変態は全員逮捕され、湯ぐどらしるの平和は守られました

             おわり
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これはゾンビですか? 第11話「ああ、オレの所にいろ!」 を観て

 
 すごかったです。TVアニメとは思えない出来でした。クライマックスという言葉に恥じない30分でした。原作は読んでませんが、セリフの積み上げ方、声優陣の演技、レイアウト、作画、演出、どれもとてもよかったです。あえて、完璧とは言いませんが、製作者の熱が伝わってくる、心に残る作品になりました。

 今回はモザイクだらけで始まりました。ハルナのセリフでそれが、前回爆破した歩の体だと分かったのですが、これは震災の影響なのでしょうか。・・・関係ありませんね。
 その歩が、体は治ったのに目を覚まさない。夢の中に引きこもってしまった。歩は夢の中で、ユーを見捨てたと責められます。姿は違えど、責めているのも歩自身。消えちゃえ、消えちゃえというささやき。でも、本物のハルナが現れ、歩のネガティブな心を蹴散らしていきます。そして歩に、私ぐらい強引になれと叱咤します。
 「そんな歩、帰ってこなくていい」
 「まったく、夢の中でも手加減なしかよ」
ハルナの思いが届き、歩は目を覚ましました。そして、メガロが現れます。

 メガロの出現位置の下にあるタワー。そこにユーはいるはず。歩とハルナはエレベーターでタワーの展望室に向かいます。そして、ユーとの再会。
 家に帰ろう、と歩
 私がいなくなって平和だったでしょ、とユー
歩たちのことを大切に思っているからこそ、帰ろうとしないユー。
 夜の王は告げます。ユーに憎まれて殺されるために、ユーにメガロを呼ばせたと。不死の体をもらい、最初は喜んだが、そのうち死ぬほうがましと思うようになったと。
 ユーは、私はもう友を殺したくないと拒みます。
 歩は夜の王を、ユーのことを何もわかっていないかわいそうなやつだと呼びます。

 黒い霧を前に、夜の王に手を触れることさえできない歩。
 しかし、歩の思いに共鳴したのか、ミストルティンがうなりをあげます。
 そして、変身。
 歩とハルナ、二人の魔装少女が夜の王に襲いかかります。

 一方、冥界の門を閉じるため、一人バイオリン手に奮闘するセラ。そこに、
 「奏でろ、セラフィム」
吸血忍者のみんなが楽器を携え、セラのもとに集います。吸血忍者の里の日常を見てみたくなります。

 「ダブルミストルティンキック」
 「何、キックじゃない」
 歩とハルナに、リボンがポンポンと咲いていきます。
 「俺たち今、すげーかわいいぜ」
 そして、ついに黒い霧がどこかへすっ飛んで行きました。ハルナと一緒に。

 黒い霧を失った夜の王と歩の肉弾戦。すごい迫力でした。
 「ユーの優しさを何でわかってやれないんだ
  俺なんかよりずーと前から知ってるお前が、何でわかってやれない」
  ・・・笑顔・・・好きな食べ物
 「わかった風なこと言わせねー」
 
 「いつか君も知る、死ねないことのつらさを、その時が来ても・・・」
 「そんなことあるもんか。俺にはハルナもセラもいる」

 「もういいだろう、これ以上はつらすぎる。死んだらペンギンにしてくれ
  ・・・すまなかった、ユークリウッド」

夜の王の耳元でユーがささやき、夜の王は消えました。

 残された歩とユー。歩がここへ来たのは、ユーを連れ帰るため。
 「オレの所にいろ。運命がどうとか、オレが何とかする
    絶対離さないからな。やっと手に入れた宝物なんだよ」
  ~わがまま、まるでハルナみたい
 「ああ、わがままだ。全部押し付けてやる」
  ~わかった
 「わかってない」
 「わかったよ。私はもう何があっても歩のそばにいるから」
ユーが言葉を口にしました。この言葉は、決して破られることはありません。

 「願いかなったか?」
 「うん」
 「おかえり、ユー」
 「ただいま」


 次回は最終回。お気楽な内容のようだけど、はたして?
   短冊

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おまけ:    Another   ゾンビ   第3話

   街

男の子「あっ、お母さん。今度は鯨がいっぱい出てきたよ。見て見て、みんな学ラン着てるよ」
母  「太郎。いいから走って。早く逃げなきゃ」
太郎 「あっ、今度はへんな船が飛んできたよ。空飛ぶ船だよ、お母さん」

船長 「アー、アー、日本の諸君。我々はシーシェパードである。いかなる理由があろうと鯨を捕ることは許さん。断じて許さんからな」
船員 「キャプテン、何やら本艦に向け、飛翔してくるものがあります。・・・少女です。少女が黒い霧をまとって飛んできます」

ハルナ「わー、どけー。ぶつかるー」

  シーシェパードとハルナ  「フッ」

太郎 「あっ、船が消えちゃったよ、お母さん」

 黒い霧の活躍により、日本はシーシェパードの脅威から守られたのであった

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これはゾンビですか? 第10話「いえ、それは爆発します」を観て

 
 もう一人のゾンビ、「夜の王」が歩たちの前に現れる。
 歩は初めて対峙する夜の王に警戒するが、そのとおり、こいつはとんでもなくひどいやつ。人を殺すことを何とも思っちゃいない。料理好きで動物好きな優男、というのは夜の王の人間だった頃からの一面なんだろうけど。
 永遠とはひどく退屈と言っていた。死にたいとも。ここら辺が夜の王の人の命を何とも思わない冷酷さをつくりあげたのか。なら、歩も長い年月を経ればこうなるのかというと、たぶん歩はこうはならないと思う。やっぱり、もともとの性格かな。というか、夜の王は甘えてるんだと思う。強くなれ、夜の王。
 爆弾が憑依型だとわかったとき、なら、歩の頭に憑依させれば解決じゃんと観てて思って、実際そうなったんだけど、あんなにシリアスになるとは思わなかったので驚きながら、でも引き込まれながら最後のシーンをみた。
 「ユー、なんでだろう、なんで俺の手をつかまなかったんだ」
 数か月ぶりの束の間の再会と別れ。手を差し伸べる歩の表情の変化、そして最後の問いかけ。歩の気持ちがよく伝わってきます。
   爆弾

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おまけ:    Another   ゾンビ   第2話

宅配人「宅配でーす」
ハルナ「アントニオスパゲッティだ。やっと来たぞ。この世界でも注文できたとはな。おいしくてほっぺたがもぎ落ちるぞ」
アユム「へぇ、どれどれ・・・おっ、ほんとにパスタだ」
ハルナ「あたりまえじゃないか、バユム」
アユム「いや、ハハ・・・にしても、けっこう量あるな」
ハルナ「ああ、1kgが2袋で、648円だ。安いとこ探すのに苦労したんだからな」
アユム「なあ、ハルナ。これってひょっとして、アントニオアマートスパゲティじゃな・・・」
ハルナ「違う!!」  
  
  アントニオアマートスパゲティは、イタリアの定番パスタだそうです

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これはゾンビですか?第9話 「はい、脱ぐと凄いんです」 を観て

              ☆

 今回のタイトルは、トモノリのことだと思う。
 トモノリの中には最強魔装兵器が隠されていたわけで、トモノリを脱ぐことによってその最終魔装兵器は出現し、そしてその最終魔装兵器は凄かった。ということだと思う。
 さて今回は、そんなトモノリと歩のやりとりがグッとくる話。
 最強魔装兵器が暴走し、自爆しようとするトモノリに、
 「どうして泣いてるんだよ。今助ける」と、傷つきながらも近寄る歩。
 「くるなよ。じゃないとお前までぶっとぶ」と、トモノリ。
歩はあゆみを止めず、トモノリを抱きしめ
 「離れねえから、友紀」と、友紀と呼んでくれました。
 歩、いいです。感動しました。こういう一直線なキャラは、みてて気持ちいいです。トモノリもよかったです。
 これで、あの変身シーンさえ無ければ最高のアニメなのに。
   ネクラ
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おまけ:  Another ゾンビ

   とある家庭の日曜日の朝
娘( 6才)「ねぇ、おとーさん、おとーさん。ゆーえんちぃ、ゆーえんちぃ」(袖を引っ張る)
父(37才)「何度も言ってるだろ、花子。今日は遊園地はお休みだから、な、絹ちゃんと遊んでおいで」
花子  「絹ちゃん、やぁだぁ。ゆーえんちぃ。やくそくしたもん。やーくーそーくー」(涙目)
父   「でもなぁ、あ、ほら、テレビ見てみろ。映ってるから。観覧者が転がってっちゃったんだぞ。ほら」
   ニュースの中継場面
花子  「かんらんしゃぁ?」
父   「そうだぞー。ゴロゴロゴローンッて」
花子  「ごろごろごろーん?」
父   「だから、な、今日は絹ちゃ……」(花子の顔を見て息を止める)
花子  「……やーだー、ゆーえんちー、ゆーえんちー」(号泣)
父   「でもな、花子……」
花子  「ゆーえんちー、ゆーえんちー、やくそくしたもん、ゆーえんちー、ゆーえんちいくもん、やくそくしたもん、ゆーえんちー、あーーーーーん、あーーーーん」
父   「花子……」
花子  「あーーーーん、あーーーーん」
父   「いいかげんにしねーか。放り出すぞ」(怒声)
花子  (ビクッ)
母(34才)「あんたっ!何てこと言うの」
父   「うるせー、てめーなんかさっきから関係ねーって顔で皿なんか洗ってやがって」
母   「あら、皿を洗うのの何が悪いってゆうの。じゃあこれからは、あんたが洗いなさいよ。ああ、いやだいやだ。何で怒鳴られなきゃなんないの。もう、やってらんない。ほんっと、やってらんない」
父   「お、おい、どこいくんだよ」
母   「あたしの勝手でしょ」(バタン)
父・花子「…………………」
花子  「あっ、おとーさん」(テーブルを指さす)
メモ帳 「さようなら、すべて私が悪いのだから
父・花子「…………………」
ユー  「ズズー」(茶を飲む)
父   「あ、あんた誰だ、いつから居た」
メモ帳 「麻婆豆腐」
   その後、母はじきに帰って来て、花子は一日絹ちゃんと遊びましたとさ
                         おわり
   さようなら

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おっさんです。
おまけのパロディは自作です。
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