青の祓魔師 第25話(最終回) 「時よ止まれ」 を観て
人間とサタンの間に生まれた兄弟の物語もいよいよ一つの最終回。
猛り狂うサタン相手に、さあ、どう戦うのか。
と、意表を突く始まり方。これはゲーテのファウスト博士でいいのかな。ファウストがメフィストの見せる快楽に満足したらメフィストの勝ちとかいった賭けだったと思う。
で、ファウストは、自分の整備した土地で危険に取り囲まれながら自由と生活とを闘いとる人の群れを見たい、ともに生きたい、その瞬間に「とまれ、お前はいかにも美しい」と呼びかけたい、と言って最期になる。
メフィストは燐と雪男に、希望の未来、自分の心から見たいもの、そこに共に生きたいものをみて、「時よ止まれ、汝はあまりに美しい」を感じたのではないでしょうか。
さて、空中に浮かび上がったゲート、ピンクのビームで次元の裂け目をドンドン作って、ゲヘナがアッシャーを飲み込んでしまうのが諦めないサタンのもくろみだ。
4人の連携攻撃でエンジェルも最後に少しだけいいところを見せられたね。燐には踏み台にされたけど。で、やったかと思ったけど雑魚で防御してた。ピンクの閃光がパパパパパと走って、ゲートはもう超兵器みたい。ゲートは町に繰り出して町がえらいことになっちゃってる。何だかんだでさすがにサタン、建物が破壊され、悪魔が溢れ、終末的光景になってきた。
雪男は、こんなことになったのは自分のせいだって謝るけど、「確かに酷い弟だよ」って。ズバズバ言われて雪男、ハッとなってますね。
「お前みたいな出来のいい弟持つと、兄貴はすげえ苦労するんだ」鼻をつまんで、何か見てて照れますね。
「ガキの頃みたいに、たまには俺を頼れよ」。さすが兄貴。そうだよ、今まで「守るんだ」って頑なになりすぎ。頼ってあげないと燐もかわいそうだよ。雪男は燐の温かさに触れ、優しい顔になりましたね。
雪男に殺されそうになってから逃げてたクロがカムバック。燐、そして雪男も乗って、いよいよ最後の戦いだ。
一方の勝呂達。ヒラメクのは子猫丸だね。ヴァチカンに逃れて、で、勝呂の提案は鏡で太陽作戦。理科の実験みたいに光を集めて、扉から正十字学園に。で、正十字学園から光の柱が、どんな仕組みだ?
ゲートに向かう燐達だけど、弾き落とされた。と、降魔剣を抜いて青い炎の二人が空中で、手と手を、ガシッ。
なんか炎が鳥になった。おーーっ!羽ばたいて飛んでるよ。メフィストも感嘆。「最高ですよ。奥村兄弟」。これは見ててうれしいシーンだった。
二人が降魔剣を握ってゲートに突撃。「お前の夢なんて知らねえ」「ただ僕達は」「大切な仲間を」「この世界を」「守りたいだけだ!」。力を合わせてゲートの破壊に成功だ。
失敗したサタンはユリの霊に謝って。ユリはサタンに優しいですね。サタンの気持ちもちゃんと汲んであげてる。急いでそんなことしなくても、あの子たちが確かめてくれるからと。
さて、心配してたって勝呂やしえみが怒って、仲間のもとに帰って来て。「お母さんかっつうの」。宝君にも出番がありましたね。
メフィストの「時よ止まれ」は、燐や雪男に、その未来に、最高に胸が高鳴ってわくわくしたこの瞬間にかな。
そして一か月。授業再開で、塾生がえらいこと増えてるよ。悪魔の脅威を知ってだね。魔障を受けて見えるようになった子も沢山いるだろうし。
メフィストは今回の件で雪男達にユリのカギを渡して、いいとこありますね。
自分たちの生まれた場所、誰でも感慨がありますよね。
雪男はユリを「とてもすてきな人」と思っててくれて、ちょっとうれしい。
生まれて良かったんだろうかの雪男に燐は、「ジジィや母さんが一生懸命頑張ってくれたから俺達は生まれることが出来たんじゃないか。皆からもらった大切な命だろ」。しえみも言ってたけど、「生まれて来てくれておめでとう」だよ。
最後のゴーストライダーは誰かの趣味かな。中に人がって、首無いじゃん。「悪魔の言い分も聞いて祓ってやる」が一つの答え。
雪男と燐の日々はこんな風に続いていくようですね。
最期はやっぱり兄弟で力を合わせて、これですね。火の鳥になったところは、おおっ、ときました。
二人とも最後までサタンが親父って意識を全然持たないで、自分たちの父親は獅郎っていうのが揺るぎなかったのもよかった。
ユリの墓を訪れるのもやって良かったと思う。生まれて良かったって。
終盤、燐と雪男の兄弟に焦点を絞ったのも、青エクの大事な柱だったから良かったと思う。その出生とかも。話が雪男に寄りすぎてるってところもあったけど。
単純なバトルにならず、青エクらしく訴えかけてくるところが沢山あった。全編通じていいセリフの宝庫でした。
塾生達やメフィスト、好きなキャラクターが沢山いました。
半年間、ありがとうございました。

---------------------
おまけ: Another 青師 第25話
ユリの墓の前
燐 「俺達の母さんてどんな人だった・・・」
雪男 「とてもすてきな人だった」
燐 「ぬ~、伝わらねーよ。もっとこう、」
雪男 「フフフ。最期にこう言ってた。悪魔と人間がわかり合えるって証明するために生きてって」
燐 「・・・・・。へぇ、いい母さんじゃねぇか」
雪男 「だから言ったでしょ」
燐 「ま、なんだかんだで勝呂達ともうまくやってるし、母さんの願いは叶えられたのかもな」
雪男 「そんな簡単なことじゃないと思うけど」
燐 「んー、いいじゃねえか、それで。お前はいっつも考えすぎんだよ」ポン
雪男 「あ・・・。うん、確かにそうかも。そうだね」
燐 「だろ。ま、お前はしえみともっとわかり合いたいんだろうけどな。ニハハハハ」
雪男 「なっ、しえみさんは関係ないだろ」
燐 「どうだか」
雪男 「兄さんこそ、そんなこと言って焼餅焼いてるのがまるわかりだよ。あー、みっともない」
燐 「ハァ~~。だ、誰が誰に焼餅焼いてるってんだよ」
雪男 「ほら、すぐ赤くなって。まるわかりなんだよ、兄さんは」
燐 「俺は赤くなんてなってねー」
雪男 「なってる」
燐 「なってねー」
雪の降る中で
おわり

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猛り狂うサタン相手に、さあ、どう戦うのか。
と、意表を突く始まり方。これはゲーテのファウスト博士でいいのかな。ファウストがメフィストの見せる快楽に満足したらメフィストの勝ちとかいった賭けだったと思う。
で、ファウストは、自分の整備した土地で危険に取り囲まれながら自由と生活とを闘いとる人の群れを見たい、ともに生きたい、その瞬間に「とまれ、お前はいかにも美しい」と呼びかけたい、と言って最期になる。
メフィストは燐と雪男に、希望の未来、自分の心から見たいもの、そこに共に生きたいものをみて、「時よ止まれ、汝はあまりに美しい」を感じたのではないでしょうか。
さて、空中に浮かび上がったゲート、ピンクのビームで次元の裂け目をドンドン作って、ゲヘナがアッシャーを飲み込んでしまうのが諦めないサタンのもくろみだ。
4人の連携攻撃でエンジェルも最後に少しだけいいところを見せられたね。燐には踏み台にされたけど。で、やったかと思ったけど雑魚で防御してた。ピンクの閃光がパパパパパと走って、ゲートはもう超兵器みたい。ゲートは町に繰り出して町がえらいことになっちゃってる。何だかんだでさすがにサタン、建物が破壊され、悪魔が溢れ、終末的光景になってきた。
雪男は、こんなことになったのは自分のせいだって謝るけど、「確かに酷い弟だよ」って。ズバズバ言われて雪男、ハッとなってますね。
「お前みたいな出来のいい弟持つと、兄貴はすげえ苦労するんだ」鼻をつまんで、何か見てて照れますね。
「ガキの頃みたいに、たまには俺を頼れよ」。さすが兄貴。そうだよ、今まで「守るんだ」って頑なになりすぎ。頼ってあげないと燐もかわいそうだよ。雪男は燐の温かさに触れ、優しい顔になりましたね。
雪男に殺されそうになってから逃げてたクロがカムバック。燐、そして雪男も乗って、いよいよ最後の戦いだ。
一方の勝呂達。ヒラメクのは子猫丸だね。ヴァチカンに逃れて、で、勝呂の提案は鏡で太陽作戦。理科の実験みたいに光を集めて、扉から正十字学園に。で、正十字学園から光の柱が、どんな仕組みだ?
ゲートに向かう燐達だけど、弾き落とされた。と、降魔剣を抜いて青い炎の二人が空中で、手と手を、ガシッ。
なんか炎が鳥になった。おーーっ!羽ばたいて飛んでるよ。メフィストも感嘆。「最高ですよ。奥村兄弟」。これは見ててうれしいシーンだった。
二人が降魔剣を握ってゲートに突撃。「お前の夢なんて知らねえ」「ただ僕達は」「大切な仲間を」「この世界を」「守りたいだけだ!」。力を合わせてゲートの破壊に成功だ。
失敗したサタンはユリの霊に謝って。ユリはサタンに優しいですね。サタンの気持ちもちゃんと汲んであげてる。急いでそんなことしなくても、あの子たちが確かめてくれるからと。
さて、心配してたって勝呂やしえみが怒って、仲間のもとに帰って来て。「お母さんかっつうの」。宝君にも出番がありましたね。
メフィストの「時よ止まれ」は、燐や雪男に、その未来に、最高に胸が高鳴ってわくわくしたこの瞬間にかな。
そして一か月。授業再開で、塾生がえらいこと増えてるよ。悪魔の脅威を知ってだね。魔障を受けて見えるようになった子も沢山いるだろうし。
メフィストは今回の件で雪男達にユリのカギを渡して、いいとこありますね。
自分たちの生まれた場所、誰でも感慨がありますよね。
雪男はユリを「とてもすてきな人」と思っててくれて、ちょっとうれしい。
生まれて良かったんだろうかの雪男に燐は、「ジジィや母さんが一生懸命頑張ってくれたから俺達は生まれることが出来たんじゃないか。皆からもらった大切な命だろ」。しえみも言ってたけど、「生まれて来てくれておめでとう」だよ。
最後のゴーストライダーは誰かの趣味かな。中に人がって、首無いじゃん。「悪魔の言い分も聞いて祓ってやる」が一つの答え。
雪男と燐の日々はこんな風に続いていくようですね。
最期はやっぱり兄弟で力を合わせて、これですね。火の鳥になったところは、おおっ、ときました。
二人とも最後までサタンが親父って意識を全然持たないで、自分たちの父親は獅郎っていうのが揺るぎなかったのもよかった。
ユリの墓を訪れるのもやって良かったと思う。生まれて良かったって。
終盤、燐と雪男の兄弟に焦点を絞ったのも、青エクの大事な柱だったから良かったと思う。その出生とかも。話が雪男に寄りすぎてるってところもあったけど。
単純なバトルにならず、青エクらしく訴えかけてくるところが沢山あった。全編通じていいセリフの宝庫でした。
塾生達やメフィスト、好きなキャラクターが沢山いました。
半年間、ありがとうございました。

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おまけ: Another 青師 第25話
ユリの墓の前
燐 「俺達の母さんてどんな人だった・・・」
雪男 「とてもすてきな人だった」
燐 「ぬ~、伝わらねーよ。もっとこう、」
雪男 「フフフ。最期にこう言ってた。悪魔と人間がわかり合えるって証明するために生きてって」
燐 「・・・・・。へぇ、いい母さんじゃねぇか」
雪男 「だから言ったでしょ」
燐 「ま、なんだかんだで勝呂達ともうまくやってるし、母さんの願いは叶えられたのかもな」
雪男 「そんな簡単なことじゃないと思うけど」
燐 「んー、いいじゃねえか、それで。お前はいっつも考えすぎんだよ」ポン
雪男 「あ・・・。うん、確かにそうかも。そうだね」
燐 「だろ。ま、お前はしえみともっとわかり合いたいんだろうけどな。ニハハハハ」
雪男 「なっ、しえみさんは関係ないだろ」
燐 「どうだか」
雪男 「兄さんこそ、そんなこと言って焼餅焼いてるのがまるわかりだよ。あー、みっともない」
燐 「ハァ~~。だ、誰が誰に焼餅焼いてるってんだよ」
雪男 「ほら、すぐ赤くなって。まるわかりなんだよ、兄さんは」
燐 「俺は赤くなんてなってねー」
雪男 「なってる」
燐 「なってねー」
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