青の祓魔師 第25話(最終回) 「時よ止まれ」 を観て

 人間とサタンの間に生まれた兄弟の物語もいよいよ一つの最終回。
 猛り狂うサタン相手に、さあ、どう戦うのか。

 と、意表を突く始まり方。これはゲーテのファウスト博士でいいのかな。ファウストがメフィストの見せる快楽に満足したらメフィストの勝ちとかいった賭けだったと思う。
 で、ファウストは、自分の整備した土地で危険に取り囲まれながら自由と生活とを闘いとる人の群れを見たい、ともに生きたい、その瞬間に「とまれ、お前はいかにも美しい」と呼びかけたい、と言って最期になる。
 メフィストは燐と雪男に、希望の未来、自分の心から見たいもの、そこに共に生きたいものをみて、「時よ止まれ、汝はあまりに美しい」を感じたのではないでしょうか。

 さて、空中に浮かび上がったゲート、ピンクのビームで次元の裂け目をドンドン作って、ゲヘナがアッシャーを飲み込んでしまうのが諦めないサタンのもくろみだ。
 4人の連携攻撃でエンジェルも最後に少しだけいいところを見せられたね。燐には踏み台にされたけど。で、やったかと思ったけど雑魚で防御してた。ピンクの閃光がパパパパパと走って、ゲートはもう超兵器みたい。ゲートは町に繰り出して町がえらいことになっちゃってる。何だかんだでさすがにサタン、建物が破壊され、悪魔が溢れ、終末的光景になってきた。

 雪男は、こんなことになったのは自分のせいだって謝るけど、「確かに酷い弟だよ」って。ズバズバ言われて雪男、ハッとなってますね。
 「お前みたいな出来のいい弟持つと、兄貴はすげえ苦労するんだ」鼻をつまんで、何か見てて照れますね。
 「ガキの頃みたいに、たまには俺を頼れよ」。さすが兄貴。そうだよ、今まで「守るんだ」って頑なになりすぎ。頼ってあげないと燐もかわいそうだよ。雪男は燐の温かさに触れ、優しい顔になりましたね。

 雪男に殺されそうになってから逃げてたクロがカムバック。燐、そして雪男も乗って、いよいよ最後の戦いだ。

 一方の勝呂達。ヒラメクのは子猫丸だね。ヴァチカンに逃れて、で、勝呂の提案は鏡で太陽作戦。理科の実験みたいに光を集めて、扉から正十字学園に。で、正十字学園から光の柱が、どんな仕組みだ?

 ゲートに向かう燐達だけど、弾き落とされた。と、降魔剣を抜いて青い炎の二人が空中で、手と手を、ガシッ。
 なんか炎が鳥になった。おーーっ!羽ばたいて飛んでるよ。メフィストも感嘆。「最高ですよ。奥村兄弟」。これは見ててうれしいシーンだった。
 二人が降魔剣を握ってゲートに突撃。「お前の夢なんて知らねえ」「ただ僕達は」「大切な仲間を」「この世界を」「守りたいだけだ!」。力を合わせてゲートの破壊に成功だ。

 失敗したサタンはユリの霊に謝って。ユリはサタンに優しいですね。サタンの気持ちもちゃんと汲んであげてる。急いでそんなことしなくても、あの子たちが確かめてくれるからと。

 さて、心配してたって勝呂やしえみが怒って、仲間のもとに帰って来て。「お母さんかっつうの」。宝君にも出番がありましたね。
 メフィストの「時よ止まれ」は、燐や雪男に、その未来に、最高に胸が高鳴ってわくわくしたこの瞬間にかな。

 そして一か月。授業再開で、塾生がえらいこと増えてるよ。悪魔の脅威を知ってだね。魔障を受けて見えるようになった子も沢山いるだろうし。
 メフィストは今回の件で雪男達にユリのカギを渡して、いいとこありますね。
 自分たちの生まれた場所、誰でも感慨がありますよね。
 雪男はユリを「とてもすてきな人」と思っててくれて、ちょっとうれしい。
 生まれて良かったんだろうかの雪男に燐は、「ジジィや母さんが一生懸命頑張ってくれたから俺達は生まれることが出来たんじゃないか。皆からもらった大切な命だろ」。しえみも言ってたけど、「生まれて来てくれておめでとう」だよ。

 最後のゴーストライダーは誰かの趣味かな。中に人がって、首無いじゃん。「悪魔の言い分も聞いて祓ってやる」が一つの答え。
 雪男と燐の日々はこんな風に続いていくようですね。

 最期はやっぱり兄弟で力を合わせて、これですね。火の鳥になったところは、おおっ、ときました。
 二人とも最後までサタンが親父って意識を全然持たないで、自分たちの父親は獅郎っていうのが揺るぎなかったのもよかった。
 ユリの墓を訪れるのもやって良かったと思う。生まれて良かったって。
 終盤、燐と雪男の兄弟に焦点を絞ったのも、青エクの大事な柱だったから良かったと思う。その出生とかも。話が雪男に寄りすぎてるってところもあったけど。
 単純なバトルにならず、青エクらしく訴えかけてくるところが沢山あった。全編通じていいセリフの宝庫でした。
 塾生達やメフィスト、好きなキャラクターが沢山いました。
 半年間、ありがとうございました。
   最高ですよ奥村兄弟

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おまけ:    Another    青師   第25話

    ユリの墓の前

燐  「俺達の母さんてどんな人だった・・・」
雪男 「とてもすてきな人だった」
燐  「ぬ~、伝わらねーよ。もっとこう、」
雪男 「フフフ。最期にこう言ってた。悪魔と人間がわかり合えるって証明するために生きてって」
燐  「・・・・・。へぇ、いい母さんじゃねぇか」
雪男 「だから言ったでしょ」
燐  「ま、なんだかんだで勝呂達ともうまくやってるし、母さんの願いは叶えられたのかもな」
雪男 「そんな簡単なことじゃないと思うけど」
燐  「んー、いいじゃねえか、それで。お前はいっつも考えすぎんだよ」ポン
雪男 「あ・・・。うん、確かにそうかも。そうだね」
燐  「だろ。ま、お前はしえみともっとわかり合いたいんだろうけどな。ニハハハハ」
雪男 「なっ、しえみさんは関係ないだろ」
燐  「どうだか」
雪男 「兄さんこそ、そんなこと言って焼餅焼いてるのがまるわかりだよ。あー、みっともない」
燐  「ハァ~~。だ、誰が誰に焼餅焼いてるってんだよ」
雪男 「ほら、すぐ赤くなって。まるわかりなんだよ、兄さんは」
燐  「俺は赤くなんてなってねー」
雪男 「なってる」
燐  「なってねー」

        雪の降る中で

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青の祓魔師 第24話 「魔神の落胤(サタンのこ)」 を観て

 「俺は弟とは戦わねー!」
 兄弟対決回避。そうですね、燐はそういうやつだった♪
 そして、
 いや、本当にジーンときました。

 燐は雪男がサタンに取り憑かれたことに気づいて、獅郎のときのことがダブって。出ていけって殴りかかるけど、軽くいなされちゃいましたね。
 「パパ、寂しくなっちゃうところだったぜ。ウヒャヒャヒャヒャ」って、サタン節全開だ。器として成長するのを待ってたって、やっぱり子供への愛情なんて欠片も持ってなかった。燐はゲートを破壊するかもしれないから殺すって。前回、サタンってそんな悪い奴じゃないって感じもあったけど、ユリが特別なだけで、サタンはサタン。人の命なんてなんとも思ってないね。
 そのサタン。ただ遊びに来ただけじゃなくって、夢の達成の為にやって来たと。それは、ゲヘナとアッシャーを一つにして、新しい世界を作ること。ユリの夢見ていた、悪魔も人間もない世界を叶えようとしてるんですね。でも、サタンのしようとしてる事をユリは「そうじゃない」って言いそうですが。

 「待てや」勝呂が勝負を申し出た。サタンを倒すのは彼の野望。子猫丸や志摩もビビらずに、燐とのことを通してたくましくなってる。「キリーク」でも、とうていサタンには歯が立たず。
 「灰にしてやろう」で「はい」って言ったよ。と、シュラが参戦。ニーちゃん、今日大活躍で全員脱出。

 ゲートの破壊を考えるシュラに、燐は雪男を見捨てるのかと。燐の中には雪男を助けたいって思いがいっぱいで。呼びかければ正気に戻るかもしれないと。
 一人で行かせるわけにはいかないし、シュラもやっぱり雪男を助けたい。説得役を自分にしたのは、やっぱり燐じゃ不安だったからかな。

 出雲は冷静に判断。それに朴が心配だし。皆も自分たちの出来ることをと。大量のコールタールで正十字学園町は大変なことになってるけど、朴の救出も成功、みんな無事に避難してるみたい。

 「起こしてみせるさ。あたしの熱いモーニングコールでな!」
 熱いセリフでシュラの作戦スタート。サタンを誘ってゲートから離そうとするけど、気づかれた。「霧隠流奥義・蛇腹化百蛇抄」?を放つも燃やされて、ダメだー、と、「やめてー」。こっそり作戦を聞いてたしえみが来ちゃった。
 雪ちゃんは大切な人だから、「雪ちゃんを返してー」と大人しいしえみが大絶叫。切に叫ぶしえみだけど、ニーちゃんの七釜戸も破られて、命のピンチ。燐には黙って見てられるはずなくて、作戦はヤメ。サタンは作戦を見越していたね。

 やる気満々のサタンだけど、「俺は弟とは戦わねー!」剣を捨てた。第3話にもあったセリフ。そう、燐は弟と戦ったりしない。燐は最初から描いていたように、雪男に呼びかけを始める。
 「無駄無駄」ってボコボコにされても、「聞こえんだろ雪男。雪男ーっ!」叫ぶ燐。心象風景の雪男がピクッと動いて、燐の諦めない叫びに「兄さん」目を覚ました。でも、雪男の足を引っ張るネガティブ雪男達。これまでに描写された心理、そして、「兄さんなんて嫌いだ。兄さんなんていなければいいのに」これもまた雪男なんだよ多分。でも、「違う僕は、僕は」兄を大切に思ってる、また本当の雪男がネガティブを振り切って、
 「助けて、兄さん」。雪男に戻ったかと思われたけど、バン!。燐が撃たれちゃった。戻ったのは体の右半分だけだった。雪男は絶叫。雪男にとってあまりに残酷なこと。
 燐にとどめを刺そうとするサタンの左半身と、それを必死に阻止する雪男の右半身。そして雪男の出した結論は、自らの命を絶ってサタンを道連れにすること。
 「僕は誓ったんだ。兄さんを守るって」これまでに幾度と繰り返されてきたセリフがここにきてグワーッと。
 うわーっと思ってるところに、燐のパンチが。
 「てめえ、何一人でカッコつけてんだよ」
 「残された人間の気持ち。お前だって嫌ってほどわかるだろ」
 「あんな思い。俺はもう二度と味わいたくはねえ」
 そうだよね。そうだった。もう、ジーンときました。
 雪男にその思いが伝わり、サタンはもう憑依していることが出来なくなって。
 泣いて謝る雪男を燐がガッと抱いて。

 と、サタンは諦めてなくて空中にもゲートが出現。いったい何をおっ始めるつもりなのか、で次回。

 とってもよかったです。単純にバトルにならないところが青エクらしいですね。
 最後の方はすごく引き込まれました。
 声優さんの熱の入り方も感じられ、あと、音楽もなんかすごかったですね。
 燐の「サタンをぶん殴る」は達成されたってことでいいのかな。
 オリジナルに入ってからは不安を抱えながら見てたんだけど、燐の成長物語が分断されたみたいになったのは残念だけど、これはこれで割り切ってみれば、決着をつける一つの物語としていいものになってると思う。メサイアとかは頂けないけど。幾多の矛盾もさておいて。
 残すはあと一回。サタンを撤退させることは出来るのでしょうか。
   なに一人でカッコつけてんだよ

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おまけ:    Another   青師   第24話

    正十字学園最上部

雪男 「ごめん。兄さん、ごめん」
燐    ガッ  抱き

サタン「ギャハハハハハハ。まさかこの俺が吹っ飛ばされちまうとはな」

雪男 「兄さん。傷は?傷は大丈夫なの?」
燐  「なあに、こんなの何ともねえよ。唾付けときゃすぐ治っちまうって。と、痛たた」
雪男 「ほら、ダメだよ兄さん。そうやっていつも無理して、悪化させて。そのたび僕が手当てすることになるんだから。ほんと、小さい頃から変わらないな、兄さんは。フフフ」
燐  「んだと、俺だって色々成長してんだよ。例えば、あれだろ、あれ、ほら、」
雪男 「フフフ、ははははは♪」
燐  「な、何だよ。笑うんじゃねーよ」

サタン「ガーーッ!!無視してんじゃねーーよ!!!餓鬼どもがーっ!!!」
燐  「うるせーーっ。いいとこなんだから邪魔すんなーー!!!」
サタン「きっ・・・」

しえみ「う~ん・・・、あっ、雪ちゃん!・・・燐っ!!どうしたの!怪我してるの!」
雪男 「あ。大丈夫ですよ、しえみさん。今から手当てするから」
燐  「おう、大したことねえって」
しえみ「ダメだよ。私も手当てするね。ニーちゃん」「ニーッ」ポン
雪男 「いや、今回は僕がするから」
しえみ「うんん、私が」
雪男 「僕が!」
しえみ「私が!」
サタン「おおおおお俺にも手当てさせやがれーっ。ヒャーハッハッハッ」
燐・雪男・しえみ「!!!」
燐  「・・・・・・・・・・・・やだ」

サタン「キーーーッ、お前ら皆殺しだーっ!!!」
燐・雪男・しえみ 「わっ」

   サタンをあまり怒らせないようにね♪

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青の祓魔師 第23話 「真実」 を観て

 明かされました、燐と雪男の出生の秘密。
 洞窟のあの二人の赤ちゃんが成長して今の燐と雪男になったと思うと感慨ですね。
 回想はとてもよかった。好きです。
 ユリのかわいさはまったく予想外で、でもまたそれがよかった。林原めぐみ嬢、さすがですね。
 悪魔と人間が友達にってのが全体の大きな柱になってるのかな。今までも勧善懲悪の要素はほとんどなかったし。
 獅郎やメフィストもちゃんと現在につながっていて。
 ゲートが開いたんでやっぱり出てきました魔神サタン。果たして何をしでかすのでしょうか。

 燐を磔にしたのは悪魔の血の補充の為だったんですね。死ぬことはなくても苦しそうな兄。見かねて雪男が自分がかわりにと、雪男はやっぱり兄思いの優しい弟でしたね。
 双子の血を掛け合わせて数倍の力って、どんな理屈だよ。雪男の炎が祓魔師を燃やしちゃってるけど、すぐに聖水消火で、多分誰も死んでないよね。そして、ゴボゴボゴボと気色悪くゲヘナゲート開通。
 爆撃機がメサイア投下、ここら辺もう青エクじゃないような。「第5の天使がラッパを・・・」と詩も読まれって、宝君?!ここにきてカッコよく映ってるよ。自分が喋ってる。
 詩のようにゲートからコールタールの群れが湧きだして、「どうやら失敗だったようだな」。ちっぽけな花火じゃって、多分ゲヘナはアッシャーと同じ規模なんだから、宇宙を丸ごと破壊するぐらいの火力がなきゃダメなんじゃ。そもそも化学兵器が通用するのかな?
 声の主はやっぱりサタン。ユリを殺したのはエルンストだと、我が子雪男に真実を見せる親父様。

 ユリがかわいい。もっと戦士っぽいのを想像してたんで予想外。山奥に引き籠って悪魔と仲良く暮らしてるよ。
 獅郎はユリを連れ戻しに来たんだけど、この頃の非情な獅郎、ユリの友達の悪魔を殲滅しようとして、怒ったユリから青い炎が。そして話はさらにさかのぼること1年前。
 人体発火の調査に来て、そこで青い炎と遭遇。炎に耐性のあった彼女は炎と話してみたくて留まって、そして再会。
 「寂しいよね。どんなに大切にしたいって思っても、自分の手の中で灰になってしまうんだもの。悲しいよね」
 そして自分の体を使ってと。自分に取り憑けば、もう人体発火の犠牲者が出ないって考えもあったかもしれないけど、寂しそうだから助けてあげたいって純粋な発想だったと思う。多くの人を殺した炎に恐れも憎しみも抱かないのは彼女の天性のものなのでは。慈しみ。
 共存生活はサタンもユリも楽しく。そして、「命って何だ?」。悪魔には命って概念がないんですね。基本的に死なない。アッシャーで殲滅された悪魔はゲヘナに戻るんだったかな?命を欲しがるサタンに「育むことは出来る」と。
 獅郎が訪れた時には、ユリのお腹には既に燐と雪男が宿っていたのでした。

 ユリを孕ませたと決めつけられて獅郎は牢獄に。法律とか関係なしだね。
 「生みます」と凛としたユリに父エルンストは大激怒。懲戒尋問で死罪になったのも、彼が仕組んでのことですね。
 サタンはユリの体から追い出され、もう彼女には取り憑くことが出来なくされてしまったみたい。器になる人間を探して、これで第1話の冒頭、青い夜につながった。最後にエルンストに取り憑いて、ユリの縄を切って。サタンとの別れに涙するユリ。

 ユリと腹の子の始末の命を受けたメフィストと獅郎。倶利伽羅も登場。でも、獅郎はユリを殺す気なんて絶対ないでしょうね。ユリの居場所はメフィストにはわかったんでしょうか。
 洞窟の中ではユリはすでに出産してた。燐と雪男の名付け親はユリ。密かに日本好きだったんですね。
 「生きて、強く。悪魔と人間が分かり合えるって証明するために」
 母から子へ託された思い。ユリの願い。もしこの子たちが人間と分かり合えれば。
 獅郎は、生きていても苦しむだけと子を手に掛けようとするけど、燐が笑って。「悪魔だ人間だって分けて考えるからおかしなことになるんじゃないんですか」。獅郎は二人を人間の子として育てると。ユリの思いが彼を動かしましたね。
 賭けでメフィストが勝ったら二人の命をメフィストが貰うこと、不利にならないよう倶利伽羅で炎を封印、始末したとの報告、どんどん現在とつながって。

 サタンの見せたものは、エルンストがユリの火あぶりを命じたのをあっさり認めて真実確定。さらに、雪男達の存在など認めない発言に雪男が、
 エルンストを殺しちゃいそうな勢いだったけど、服が破れてその点セーフ。でも、「くそーーっ」と怒りで、その隙をついてサタンが雪男に憑依。理想の器。
 「サタン様降臨を祝う、宴の始まりだーっ!」えらいことになっちゃたよ。
 気づいた燐の「何やってんだー、雪男ーっ」で次回へ。

 色々と突っ込みどころもあったけど、何だか全体からパワーを感じて、とても面白かったです。
 密度の濃さとか、過去からさらに1年前とか、詩とか、夕焼けとか、そういったのも魅惑の要素になってたような。
 燐の目標の「サタンをぶん殴る」が実現しそうな感じになってきましたが、さてさて。
   悪魔だ人間だって分けて考えるから

         --------------------
おまけ:    Another   青師   第23話

    ユリの山小屋
獅郎 「まさかお前」
ユリ 「そうよ。私のお腹には、あの人の子供がいる」
獅郎 「なんだって!どうやって?」
ユリ 「うっ、この~、スケベ親父っ!」 ガツン
獅郎 「痛ーーっ」
ユリ 「ふんっ・・・・・いいわ、あの日・・・」

    数か月前    
ユリ 「でも、育むことは出来る。子供を作るのよ、私とあなたの」
サタン「子供なら俺にもいるぞ。『いでよ、新しき我が息子よ。ボンワワワ~ン』というやつだな。ワハハハハ」
ユリ 「ん~、それとはちょっと違うの。命は、これこれこうで・・・」
サタン「ふむ、要するに、その行為をして俺の血とお前の血を混ぜるのだな」
ユリ 「そう。あなたの血は、何か生き物に憑依すれば、その血があなたの血になるはずだから」
サタン「よかろう。ちょっと待っていろ。適当なのに取り憑いて戻ってこよう」

    数分後 ドドドドドー
ユリ 「あなた、あなたなの?」
サタン「そうだ。これでよいのか」
ユリ じ~ 「うん、大丈夫。さっ、早く始めましょ。燃えちゃう前に済ませないとっ」
サタン「どうすればよいのだ」
ユリ 「大丈夫、私が全部教えてあげるから。さ、急いで、急いで」
サタン「ま、待て。そんなに焦らすと、思うように」
ユリ 「大丈夫だから。頑張るのよ、あなた」
サタン「う、うむ・・・」  アセアセ

    ユリの山小屋
獅郎 「ストーップ。いや、すまなかった、ユリ。変なことを聞いて」
ユリ 「ま、まったくよ。ほんと、スケベ親父なんだから」

   ・・・何だか色々ごめんなさいでした m(><)m

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青の祓魔師 第22話 「悪魔狩り」 を観て

 連絡もなく帰ってこない雪男を燐は心配してますね。
 その姿を消してた雪男が帰って来たと思ったら、なんとパラディンになってて燐はびっくり。先越されたって悔しがって、でも、出来る弟だし死ぬほど努力してるからって納得。ただ、大事なことを教えてくれなかったことに怒って。ここで謝る雪男が狡猾な感じで、ジェイコブラダー作戦にも、力を貸してくれるよねって、燐はうまくあしらわれちゃった感じですね。

 エルンストが雪男を説得した武器は、燐を、そして雪男も人間に戻すというものだったんですね。ゲヘナゲートを開いて究極兵器メサイアでゲヘナを焼き払う、ゲヘナが無くなればもう青い炎が現れることも無い、と。雪男にしてみれば夢のような話。そのためならどんなことでもしようって気になってますね。
 ゲートを長時間維持するためには大量の悪魔の血が必要だって事で、悪魔狩り。使う武器は吸血武器。祓魔師や勝呂達塾生にはそのことは内緒で。

 武器の威力は圧倒的で、次々に倒されてく悪魔たち。しえみも出雲も、燐も、自分たちのやってることに胸の悪さを覚えてますね。
 弁当を食べてるとこに現れた山鯨。悪魔の声のわかる燐には、彼が山の主で仲間を殺された怒りで暴れてるだけとわかって雪男をとめるけど、耳を貸さず仕留めてしまう雪男。雪男はクロにまで銃口を向けて、雪男に協力するって言ってた燐もこれには怒りの炎を出して「祓魔師は殺し屋じゃねえだろ」と雪男をとめる、と、
 「離せって言ってるだろ」雪男の手が一瞬、悪魔の手になって燐を振り飛ばす。
 雪男は人間に戻すためにの一心で熱くなりすぎてるようですね。兄を素直に連行したのも、兄がいない方が作戦遂行の為にいいと思ってかな。
 シュラは雪男の様子から、もしやと思ってたみたい。袖をめくって確認して、でも雪男はもう全く動じなくなってますね。

 ヴァチカン本部の最下層の牢獄で、燐はメフィストと再会。メフィストは紙芝居で、人工生命のこと、ネイガウスがメフィストを疎ましく思ってる誰かにハメられたことを語って、ショーが始まるからって、変身してあっさりと脱獄。
 エルンストが儀式が始まると言いながら、「わが孫よ」燐の前に姿を現した。

 吉国からの情報で、吸血武器とわかった勝呂達。椿先生に訳を聞きに行くと、燐が学園最上部で処刑されるって聞かされて、とにかく助けに行かなくちゃと。でも、彼等の前にはエンジェルが立ちふさがって、「刃向う者はすべて切り捨てる」エンジェルの剣が出雲に、と、シュラが受けて、ここは任せて行けと。そして、最上部を目指す勝呂達。

 夕焼けの中、最上部で磔にされる燐。祓魔師たちが詠唱を唱え始めると武器から悪魔の血が流れ始め、それは中央で集まり、巨大な血の池を作る。エルンストが「我々に示せ、地獄の門の姿を」と降魔剣を地に突き刺し、燐を激痛が襲い、そこに現れる雪男。思いもよらぬ光景に「兄さんをどうするつもりですか」と。エルンストはゲートを開くための生贄にすると、雪男はやっぱりだまされてました。ショックの雪男。
 勝呂達が駆けつけたのは、ちょうどゲートが開かれたところ。燐は血を流して気を失ってるみたい。そして雪男は、青い炎に包まれて・・・、といったところで次回。

 しえみや出雲、燐には仲間の悪魔がいるから、やっぱり悪魔を一方的に狩っていくのには心が痛みますね。悪魔が皆悪というわけじゃない。山鯨のように森を守るものもいるわけだし、クロも昔人間と共生してたし、悪魔狩りによってそうした面を意識し直されるような面もありました。
 雪男のサタンの血が完全に覚醒したようですね。最後の一押しをしたのは、裏切りに対する怒りでしょうか。どんな行動に出るのかわからないけど、人を殺すようなことだけはしてほしくないなと。燐には黒い痣なんてないし、燐とはまた違ったものかもしれませんね。
 ゲートが開いたわけですが、そこからサタンが出て来るなんてこともあるのでしょうか?
   悪魔をすべて排除

          --------------------
おまけ:    Another   青師   第22話

    宿営地

雪男 「悪魔はすべて排除する」 カシャ
クロ 「ンニャ」
燐  「やめろっ!」 がしっ
雪男 「放して、兄さん」
燐  「てめぇ、本気か?クロはぜってー、殺させねー」 グググ
雪男 「そうやって兄さんはクロをかばって、僕の任務よりもクロが大事なのかーっ」 グググ
燐  「そんなこと言ってんじゃねー」 グググ
雪男 「いいや、兄さんは僕よりも・・・クロが来てからクロと楽しそうに、夜中に二人で抜け出したりしてるのも知ってるんだ。兄さんは僕なんかより、僕なんかより・・・」 グググ
燐  「なんだよ、雪男。へへ、お前、寂しかったのか」 グググ
雪男 「う、・・・ち、違うっ」 グググ
燐  「俺がお前よりもクロを大切に思ってるって?ふざけんな!俺がどれだけお前を大切に思ってるか、証拠を見せてやるよ」 グググ
雪男 「証拠?・・・え?あ、放して、兄さん!」
燐  「放さねぇ」 グググググー

しえみ「きゃーーーっ!、燐、キスしちゃダメーーっ!!」
燐  「ん?!、しえみ?」 ピタッ
しえみ「お、おおおおお男の子同士でそういうのは、それに雪ちゃんは雪ちゃんは、あ、と、燐もだよー、って、あーーっ、とにかくダメーッ」
出雲 「そうよっ、何こんなとこで、ぶちかまそうとしてんのよっ!ふ、不健全よ不健全っ!」

燐  「なんだ、お前ら・・・アハハハハ、冗談に決まってんだろ。よし、クロも安全なとこに逃げたみたいだし、放してやるよ、雪男」 パッ
雪男   ・・・冗談? 冗談 冗談 冗談・・・
   「・・・僕を・・・弄んだんだね、兄さん・・・」 ゴゴゴ
燐  「へ?・・・雪男?」
雪男 「連行するっ!!!牢屋にぶち込んでやるから覚悟するんだっ、兄さん!!!」
燐  「ガーーーーン」

   あまり雪男を怒らせないようにしようね、燐

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青の祓魔師 第21話 「秘密の花園」 を観て

 仮面さんはネイガウスの妻だったということで、てっきりネイガウスが蘇らせたのかと思ってたら、そうじゃなかったですね。
 ネイガウスの妻への悲しいまでの愛。
 しえみと触れ、燐の行動を見る中、揺れる彼女の心。
 そして、電車に揺られる雪男の行き着く先は・・・。

 ネイガウスの妻、ミシェルが燐の炎にやられながらも逃れて転がり込んだ先はしえみが留守番する祓魔屋。
 沢山出てきたグリーンマンは、庭に住んでたのが困ってるしえみのために姿を現したってこと?ひそかに慕われていたしえみ。

 雪男達の祖父エルンストの言うことはどこまで本当なのか。ユリ・エギンをヴァチカンが魔女として処刑したというのは、ちょっと信じ難い。エルンストも幽閉されていたのかどうか。雪男達の写真を獅郎からもらったのは本当だろうけど。
 対悪魔兵器を彼等が用意したのなら、結構な年数準備してたはずだけど。

 ポーランドの研究所で妻を冷凍保存してたネイガウス。花を敷いて、大切にしてたんですね。だけどある日、悪魔が取り憑いて蘇ってしまい。何者かが取り憑かせたんだろうけど、それが誰かは不明。死の苦痛を味わわせたくないからどうすることもできず。
 ヴァチカンが捕まえに来たのには裏がありそうですが。逃れて日本へ。ミシェルがサタンへの復讐に燃えだしたのは、記憶がよみがえって来たからでいいのかな。人を殺めようというのは取り憑いた悪魔のせいだと思いたいけど。
 取り憑かれてると知りながら、大丈夫だからとミシェルを抱きしめるネイガウスが切ないですね。

 しえみによってミシェルが運び込まれたのは秘密の花園。沢山の妖精の住まう亡き祖母の場所。
 「植物の声に耳を傾ければ、必ず花を咲かせてくれるって」しえみは大好きな祖母のことを話して。
 「ここはまるで天空の庭ね」ミシェルも実は花好き。ネイガウスの回想でも温室にいたし、冷凍カプセルに花を敷き詰めたのもそれだからでしょう。天空の庭は夫に聞いたと。
 こうなるともう、「お友達になって下さい」ですね。これはいい友達になれそうなんだけど、
 しえみに呼ばれた燐が登場でいきなり抜刀。これは仕方ない。
 ミシェルがすでに死んでいること、勝呂達を殺そうとしたこと、しえみを説得する燐だけど、
 「そんなこと頼んでない。本当に悪い人ならニーちゃん達、懐くわけない」と、しえみはミシェルが本当は優しい人だと感じ取ってる。花を愛する人に悪い者なし。
 燐にもしえみの気持ちが伝わりましたね。

 ネイガウスに来てもらって一段落といきたいとこだったけど、エンジェルが騎士団を率いて登場。燐はあっさり足蹴にされて、捕まったミシェルは排除の危機。と、そこにコンパスが飛んで来た。
 「ミシェルの罪はすべて私が償おう」ミシェルを見逃すよう頼むネイガウス。ミシェルにこれ以上辛い思いをさせたくないネイガウスの愛。
 「だが」、振り下ろされるエンジェルの剣、しかしそれを燐が受けた。人ん家を土足で荒らすお前達が許せないだけだと誤魔化してミシェルをかばう燐。
 ミシェル達を守る為に戦う燐を見て、大きく心が揺れるミシェル。そして、
 燐に向け放たれた銃弾に自らの身を投げ出して。

 「きっとある。私達の静かに暮らせる場所が」
 「探しに行こう。二人で」
 「あなた」

 そして二人はグリーンマンの出す植物に包まれて。しえみの言うように、二人で暮らせる天空の庭をきっと見つけられることを願いながら。

 ヴァチカン本部では、グリゴリが解任されてエルンストがトップに立っていた。悪魔を根絶やしにするとか言ってるけど、その中には雪男の姿も。悪魔を根絶やしイコール兄を守ること、と考えたのでしょうか?

 今回はネイガウス先生のすてきな愛をありがとうございました。ネイガウス先生はやっぱり悪い人じゃなかった。
 燐がミシェルを守ったのは、しえみの気持ちが通じてですよね。それにネイガウスの必死に妻をかばう姿を見て。
 最後の植物に包まれた二人は強烈でした。二人はあそこからカギを使ってどこかへ旅立つんですよね。ミシェルはもう、ですが。でも、きっと。
   探しに行こう二人で

        -----------------------
おまけ:    Another   青師   第21話

   しえみの庭 植物の中
ネイガウス「それじゃあ、行こうか」
ミシェル 「はい、あなた」
       カギ カシャ

    ポーランド 雪上車のドアから
ネイガウス「・・・また、帰って来たな。傷は痛まないか?」
ミシェル 「ええ、大丈夫。あなたがそばにいれば・・・
      探しに行きましょうね、天空の庭を。約束よ・・・」
ネイガウス「ああ、きっと見つかるさ」

    数か月後  オランダとか
ミシェル 「わ~~、素敵~♪。チューリップがこんなにいっぱい。
      ねえ、ねえ、もしかしたらここが天空の庭じゃないかしら」
ネイガウス「いやぁ、どうかな・・・
      あ、ちょっとそこの人。ここは天空の庭かね?」
観光客  「アマハラ?オー、何言ってるですか。ここはキューケンホフ公園でーす」
ネイガウス「ソーリー・・・。
      んー、どうも違うみたいだな」
ミシェル 「そっかー。んー、残念。でもまた探せばいいわね。
      それに、こうして探しているだけで私は楽しいし」
ネイガウス「そうか。そうだな。それにしても君はいつまでも元気だな」
ミシェル 「あら、結構なことじゃない。
      それともあなた、私が早く土に帰った方がいいって思ってるのかしら」
ネイガウス「いやいやいや、違う違う違う。俺はただ・・・
      んー、そうだな。俺も君が元気で、その、何だ、あれだ、」
ミシェル 「うふふ。そうだ。今度はハワイに行ってみましょ。
      何だか天空の庭はハワイにあるような気がするの。
      あ、そうだ。ハワイでは絶っっっ対、その暑苦しいコートを脱いでもらいますからね」
ネイガウス「えーーっ?!いや、それだけは、ちょっと」
ミシェル 「つべこべ言わない。それじゃあ、早速しゅっぱーつ」
         カギ カシャ
ミシェル 「ほら、あなたも早くっ」 グイッ
ネイガウス「わっ。わかったわかった。行くから、引っ張るな」

    いつかきっと見つかる・・・かな?

                  おわり
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テーマ : 青の祓魔師
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